本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2005年2月21日

「水俣みかん共同出荷組合 公開確認会」を開催しました

小雨の中、ほ場視察をする参加者ら 首都圏コープ事業連合は、2月17日(木)、18日(金)個人対応型無店舗事業「パルシステム」の産直産地の一つ、「水俣みかん共同出荷組合」で公開確認会を開催しました。会場の湯の児温泉三笠屋旅館(熊本県水俣市)大会議室には生協組合員や果樹生産者ら関係者約80名が集まり、公開確認会を通して交流を深めました。

 首都圏コープ事業連合では、食の安全の確保と、環境保全型農業の推進に向け、生協組合員が文字通り安心できる農産物づくりをすすめるものとして、産地での栽培や生産履歴を生協組合員と生産者がいっしょになって、公開の場で確認しあう「公開確認会」を1999年より全国の産直産地ですすめてまいりました。今回の「水俣みかん共同出荷組合 公開確認会」は、通算で55産地目、46回目の開催となりました。

 「水俣みかん共同出荷組合」は津奈木甘夏生産者の会、水俣病患者家族果樹同志会、肥後あゆみの会から成っており、公開確認会では、まず、3団体の概要、理念、規約、栽培基準の説明と、帳票類・台帳類・生産・出荷データ等の管理状況、栽培のプロセス、収穫・梱包・出荷等の報告がありました。翌日は、雨の降る中、甘夏のほ場や出荷施設の現地の視察・監査を行いました。
 参加者からは、JAS認証を受けたことによるメリットとデメリット、不良品・規格外の品の対応などについて質問が出されました。また、減農薬や無農薬、そして有機農業に取り組む仲間をぜひ熊本の地で中心となって増やしていってほしいとの産地への期待も述べられました。
年間予定を説明する生産者 「水俣みかん出荷組合」からは、今夏の台風被害への組合員さんからのカンパのお礼とともに、3団体が中心となり新たに「環境保全型農業推進 不知火ネットワーク」が昨年9月に設立されたこと、また今後は農業を中心にしながら幅広い環境問題にも積極的にかかわっていく旨の説明がなされました。

 「水俣みかん共同出荷組合」は、1970年代に水俣病患者や支援者が中心になって始めた医療の勉強会で農薬が劇毒であることを知り、自らの体験をふまえて無農薬のみかん栽培を目指したグループであることから、公開確認会の他にも水俣病の患者さんからお話を伺い、水俣資料館を訪問しました。今回の公開確認会は、監査だけでなく、水俣病を学ぶ良い機会ともなり、生産者との交流を深めた有意義な確認会となりました。



このページの上へ戻る