首都圏コープ事業連合は去る11月19日(金)、産直産地の一つ、八街産直会で公開確認会を開催しました。今回の公開確認会は通算で53産地目の公開確認会となりました。
小雨の降る中、会場の八街市スポーツプラザには生協組合員や生産者ら96名が集まりました。まず、八街産直会から概要、理念、規約、栽培基準の説明と、帳票類・台帳類・生産・出荷データ等の管理状況、栽培のプロセス、収穫・梱包・出荷等の報告がありました。説明を受けた後、参加者全員で人参とほうれん草のほ場に移動し、視察を行いました。
監査人や参加者から、堆肥やトレーサビリティなどについて質問が出されたほか、減農薬・有機栽培による生産者の苦労を心配する声も寄せられました。
あいにくの雨の中の確認会となりましたが、今回も生産者と消費者のよい交流の場、そして生産者・消費者双方がお互いの立場を理解しあうよい機会となりました。
また、公開確認会の会場で、今年相次いで上陸した台風被害の産直産地支援カンパ贈呈式を行い、首都圏コープ事業の太田朝昭連合理事長およびエルコープ平野都代子理事長より八街産直会代表斎藤照夫氏に目録が手渡されました。「多くの組合員さんからの心のこもったカンパです。はやく元気になってください」との挨拶に、目録を手渡された斎藤代表からは「当地は3年前にも台風で大きな被害を受けましたが、今回も大きな被害です。みなさんのカンパに感謝いたします。今回の被害にめげず、みなさんにおいしい野菜をお届けでくるよう努力していきます」とお礼が述べられました。八街産直会は、台風により畑の冠水、作物の腐れ、土壌流出など大きな被害を受けました。一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 |