本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です
台風23号による産地の被害状況(速報) 目次に戻る

 九州南部から関東まで縦断した台風23号により、各産地で畑の冠水や水没・河川の氾濫による被害が発生しています。野菜の収穫不可能および品質不良が多発し、出荷量も激減しております。
 多くの産地では被害の集約をおこなっている最中です。現在、わかっている範囲で被害状況をお知らせいたします。


■各産地の主な被害状況

九州

・鹿児島県内の各JA
冬至南瓜が再度被害を受け、総量が激減しています。年明け1〜2月用の離島の南瓜は、苗が飛ばされほぼ全滅に近い状況です。
・長崎南部生産組合
玉ねぎの早生種で3割位の収量減の被害です。レタス・ブロッコリーも被害がひどく、年内の出荷は激減する見込みです。
・長有研
年内のレタス・ブロッコリーは出荷が不可能な状態です。
・南高有機農法研究会
年内のレタスの被害がひどく、収量は激減する見込みです。
・マルハ園芸(佐賀)
レタスの年内出荷分に被害多く、年内は激減する見込みです。

四国


・高生連
生姜畑が冠水しました。水が引き始めていますが、今後、病気が心配されます。
・大紀四国エコファーマー
無農薬栽培の生姜畑が冠水しました。病気により貯蔵性が落ちることが予想されます。
・三皿園
ほ場の斜面が土砂崩れとなり、50〜100本の被害が出ています。
・西宇和果実出荷組合
風の被害で倒木が多く発生しました。ハウス施設も張り替えた分が再度飛ばされてしまいました。

近畿

・大紀コープファーム(奈良)
富有柿は軟化が出ており、貯蔵性も悪く出荷量が激減する見込みです。
・紀ノ川農協
畑が冠水しました。柿も葉がほぼ落ち、みかんでもスレ果が多発しています。今後の出荷は激減する見込みです。
・滋賀ネットワーク
ハウス施設の被害多く発生しています。葉物類で風害による品質劣化が多く、出荷量が激減する見込みです。
京都農民連(京都)
幹線道路が寸断されました。モロッコいんげんのハウスが全滅。供給できる物がない状態です。

中部

・大紀コープファーム知多
菜の花の定植をしていましたが、すでに黒く枯れていて回復は見込めない状況です。
・レトロトマト出荷組合
フルーツトマトの産地で、1/3程度の施設が倒壊しました。現在修理中です。
・飯山中央出荷組合
一部のアスパラ畑が水没しました。
・サンファーム
千曲川付近で堤防が決壊し、7反歩が水深10mに水没。約12トンのリンゴは廃棄となります。

関東圏

・佐原農産物供給センター
ほ場の冠水・ねぎの折れが再度発生しています。露地野菜を中心に出荷量は激減する見込みです。
・JAつくば市谷田部産直部会
ハウスまで冠水し、葉物類に大きな影響が出ています。
・茨城産直センター八千代支部
前回の台風より3〜4倍の雨量により、高台以外の畑は殆ど冠水しました。キャベツなども出荷不可能な状況です。
・茨城産直センター茨城町支部
畑の冠水が発生しています。施設栽培のトマトも大幅な生育遅れとなる見込みです。
・常総センター
雨がひどく、前の22号の被害である人参の枯れ、ねぎの腐りがさらにひどくなる模様です。
・有機農法ギルド
一部の畑が冠水しました。
・沃土会
ルッコラ・みず菜はすでに溶け始めています。冠水したキャベツ・ブロッコリーは黄変が始まっています。ほうれん草は11月出荷分が全滅です。
・野菜くらぶ
この間の雨で、露地物(葉物類)の生育が不良で11月出荷品も基準に満たない物が多くなりそうです。きゅうりは、病気の発生で出荷できない見込みです。
・みつま物産
嬬恋のキャベツは水でキャベツが見えなくなるほどの冠水となり、全滅です。
・ジョイファーム小田原
菜の花の追い蒔きが流され、残っていた苗も病気が心配です。
・南伊豆太陽苑
菜の花の追い蒔きや苗が流されました。作付の目処が立たない状態です。
・久望農園
みかん・キウィで落果が発生しています。前回の台風による塩害のため、キウィの葉の枯れ・落葉が多くなっています。
・八街産直会
水が引ききれていない所に再度の大雨となりました。かなりの被害となる見込みです。
・サンドファーム旭
雨が多く、ミニトマト・きゅうりのハウスで一部冠水が発生しています。
・村悟空
露地の畑はほぼ冠水しました。道路が寸断され、畑にいけない箇所もでています。
・和郷園
水が引ききる前に再度の冠水となった畑が多く発生しています。銚子付近の大根生産者は2度目の播種が流されてしまいました。また傾斜地の畑では土ごと流されてしまう被害が出ています。


■今後の供給への影響

関東の露地を中心とする、レタス・キャベツ・白菜・ほうれん草・小松菜・ねぎ・みず菜・かぶ類の葉物や、大根・ブロッコリーなどは当面の間、欠品・規格変更・代替が多く発生し、年内一杯続く見込みです。またトマト・きゅうり・ミニトマトなど果菜類関係も11月〜年内にかけてたいへん厳しい状況です。ご理解の程よろしくお願いいたします。



このページの上へ戻る