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台風22号による産地の被害状況(速報) 目次に戻る

 大雨と強風をともなった台風22号は、秋冬野菜の主力である関東近郊の産地を直撃しました。

 秋冬野菜の収穫開始時期を迎えていた千葉県、茨城県の産地では、畑が水に浸かる、土砂が流入するなどし、大きな被害となっています。各産地とも詳細は調査中ですが、現在届いている情報を速報としてお知らせいたします。人的被害は報告されていません。
播種後の冠水したほ場


■各産地の主な被害状況

■静岡県

・南伊豆太陽苑
9/20に定植した菜の花が冠水し大きな被害になっています。柑橘類の落果、枝折れの被害は多く発生しています。詳細は調査中です。
・久望農園
倒木が発生しています。詳細は調査中です。

■神奈川県

・ジョイファーム小田原
柑橘類には被害が出ておらず、キウイに被害が出ている模様です。定植の直後の菜の花が水に浸かっています。詳細については確認中です。

■千葉県

・和郷園
被害状況は大きいようですが、対策に奔走中で十分に連絡がとれておりません。
・佐原農産物供給センター
キャベツ・レタス・ほうれん草など葉物類中心に冠水などによって大きな被害が出ています。特に、ねぎの折れが多数でており、供給に大きな影響がでます。
・サンドファーム旭
一部のハウスが浸水しました。今後の病気などが心配されます。
・村悟空
ハウスが一部冠水しました。春菊・ルッコラも冠水し、今後の出荷が難しいと思われます。
・八街産直
ほ場の多くが冠水しました。人参・レタス・ブロッコリーなどが大幅な減収になる見込みです。
・JAちばみどり海上
多数の品目で被害がでています。詳細は現在集約中です。

■茨城県

・つくば有研
ねぎの折れが多く発生しています。葉物類中心にほ場が浸水し大きな被害が出ています。
・茨城産直八千代
なすは全滅状態です。ほうれん草は冠水により大きな被害が出ています。定植直後のレタス・白菜などが水に浸かり、今後の生育に大きな影響が予想されます。
・茨城産直茨城町
トマトのハウスが倒壊しました。冠水により、みず菜・ニラに大きな被害が出ています。今後の供給に大きな影響があります。
・つくば谷田部
ねぎの折れが多く発しています。葉物類中心に冠水などの大きな被害が出ています。
・有機ギルド
被害が出ていますが、詳細は調査中です。

■埼玉県

・沃土会
被害なし。


■今後の商品供給について予想される影響

各産地とも大きな被害を受けており、復旧や被害の確認に時間がかかる模様です。千葉、茨城県での農産物被害は今後の秋冬野菜に大きな影響が予想されます。
播種や定植後など、ちょうど生育初期の段階で被害が出ており、今後の冬野菜への影響は避けられないと思われます。また、野菜全般に病気の発生も心配されます。
特にねぎでは強風によって折れたものが大量に発生しており、量ばかりでなく品質の低下が心配されます。ほうれん草・小松菜、レタス、キャベツ、かぶ、ブロッコリなど露地野菜全体で、ほ場への浸水があり品質の低下が発生しています。なすやピーマンは風に弱く、全滅したほ場も見られます。
青果供給への影響は、数量の確保とともに品質が課題となります。今後も被害状況を調査してまいります。



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