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台風15号による産地の被害状況について(速報) 目次に戻る

 8月19、20日に上陸した台風15号は、九州から東北地方にかけて各地で大きな被害をもたらしました。特に山形、秋田、青森では収穫前のりんごや梨の落下、樹木の倒壊、稲の倒伏、冠水、野菜の倒伏など大きな被害が発生しました。8月21日12時段階で集約された情報をご報告します。


■九州、四国地区

・長崎南高有機農研、長有研
特に大きな被害はありません。

・無茶々園、西宇和果実出荷組合
特に大きな被害はありません。


■長野県、山梨県

・アップルファームさみず
特に大きな被害はありません。

・サンファーム
特に大きな被害はありませんが、「つがる」では、玉どうしがぶつかり合った「あたり」のあるものが出る可能性があります。

・青木農園
りんごは問題ありません。現在、巨峰の状況を調査中です。

・御坂うまいもの会
モモの一部が落果しました。今後に影響は出ない模様です。


■山形県
山形県では、収穫前のりんご・梨・洋梨が大きな被害を受けました。

・天童道満果実同士会
りんごは落果の問題はありませんが、スレ果が出る可能性があります。ラ・フランスが一部の園地で2割程度落果し、被害をうけました。

・庄内たがわ
梨、ラ・フランスに、落果による大きな被害がありました。梨では櫛引地区の50〜60%、刈屋地区の80%が落果してしまいした。ラ・フランスでは庄内地区の90%が落果被害を受けています。


■秋田県
秋田県では、収穫前のりんごや野菜類が大きな被害を受けました。

・JAこまち
強風のため、トマト・きゅうりのハウスが倒壊、破損し大きな被害を受けました。収穫量も大幅に減少する見込みです。お米は稲が倒伏しましたが、回復できる見込みです。

・大潟村産地会議
塩害のため、お米や野菜で被害を受けました。稲は倒伏し、塩害を受けた稲は茶色く枯れてしまいます。また、カボチャ、大豆などが壊滅的な被害をうけました。

・雄勝りんご生産同士会
強風により各圃場でりんごの木の倒伏、折れが発生し、約10トンのりんごが落果しました。


■青森県
・八峰園
りんごの落下はほとんどありませんでしたが、倒伏した樹が15本くらい発生しました。

・ゴールド農園
今のところの調査では、強風の影響で1割程度の落果がでていますが、大きな被害はありませんでした。



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