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ホムトンバナナの産地、タイ・バンラート農協の皆さんが来日しました 目次に戻る

タイのバンラート農協の皆さん 2004年6月21日(月)〜26日(土)の6日間、首都圏コープ事業連合の招きで、タイのバンラート農協の皆さんが来日し、バナナの流通見学、公開確認会への参加などを行いました。

 首都圏コープ事業連合は、1999年秋にタイ・バンラート農協の無農薬ホムトンバナナの実験供給を経て、翌2000年7月にホムトンバナナ生産者協議会を含む三者の産直協定である共同宣言と覚書を調印して本格的な取り扱いを開始しました。この間、研修や交流を目的とした相互交流を積み重ねており、取扱量は年間600トン(03年度)を超えるまでに発展してきました。今回来日したのはタイ王国ペプリ県のバンラート農協参事チャウイー・ジャイヤイ氏、同国農業・協同組合省のパチャリー・メナカニット氏、生産者の皆さんなど7人のメンバーです。

 6月21日〜22日におこなったバナナの流通見学では、ホムトンバナナの追熟をおこなっている大宮青果市場の室(むろ)見学、首都圏コープ事業連合の岩槻セットセンター、生活協同組合ドゥコープの蕨センターを訪れました。蕨センターでは、配送トラックを追いかけ、実際にホムトンバナナを注文した組合員のお宅を訪問しました。「毎週、欠かさず注文しています」とおっしゃる大のホムトンバナナファンで、バンラート農協の皆さんの来訪を喜んでいました。バンラート農協からバナナを出荷して3週間。たくさんの人が関わり、さまざまな行程を経て組合員宅に届いたバナナを見て、バンラート農協の皆さんも感無量といった感じでした。

ドゥコープの組合員さんと一緒に 6月24日〜25日は、JAえちご上越で開催された首都圏コープ事業連合の「公開確認会」に参加しました。本年10月に、海外の産地では初めての公開確認会がバンラート農協で開催される予定となっているため、JAえちご上越の公開確認会の視察は、今回の来日の目的の一つとなっていました。チャウリー・ジャイヤイ氏は、「現在、タイにおいても無農薬栽培や有機栽培などが取り組まれつつある。今回の参加はとても勉強になった。生産者と消費者とがともに確認をしあう公開確認会はとてもよい取り組みだと思う。」と話していました。

資料

【首都圏コープの国際産直】
首都圏コープグループの理念である「共生の価値観に基づく地域との連帯」の考え方を、国際取引や海外との関係にまで発展させた結果、生まれたのが「国際産直」への取り組みです。
首都圏コープグループでは、食料の国内自給率向上を目指すとともに、すべての原料や食品が国内で調達できない現状を踏まえ、安全で確かな国際提携商品の開発を国際提携基準にもとづき行っています。
また、生産国の天然資源の枯渇や環境破壊を招くことがないよう配慮し、フェア・トレードの視点に立って、生産地域との連帯をすすめています。首都圏コープグループでは、「パルシステム国際産直及び国際提携開発基準」を設け、公正で秩序ある輸入を行っています。

【バンラート農協と生産者組織】
バンラート農協は組合員6千人強、タイでも最大の農協組織です。農協内の自由市場も活発で、生産者の立場に立った活動に、タイ農業協同組合省などの指導を受けて成長しています。
2000年7月、首都圏コープ事業連合は、バンラート農協、バンラート農協・ホムトンバナナ生産者協議会と共同宣言を出し、覚書に調印し、無農薬バナナの取り扱いを開始しました。
生産者協議会は5つの部会で構成され、年間を通じて栽培方法の研究や出荷を行っています。バンラート農協は、品種改良や農法の改善にも積極的で、既に2ヶ所の実験圃場を整備すると共に、堆肥センターの設置などに取り組んでいます。

【公開確認会】
農畜産物の栽培、出荷、ほ場管理などの工程を組合員自身がチェックし、透明性ある栽培・流通体系を確認するしくみとして、1999年から実施している首都圏コープ独自の取り組みです。監査人講習会を受講した生協組合員も含む監査人が現地へ赴き、生産者にデータを公開してもらい、監査マニュアルに従い確認します。「公開確認会」を通して産直関係の絆や信頼をより強いものにしています。今回のJAえちご上越での開催は44産地目となりました。

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