首都圏コープグループが取り組んでいるリユース・リサイクルの2003年度実績数値がこのほどまとまりました。
首都圏コープでは、「産直」と「環境」を生協事業をすすめる上での大きな柱として掲げ、環境に負荷の少ない事業を首都圏1都6県の各地域で取り組んでいます。首都圏コープグループは、環境保全活動の一環として、会員生協の生協組合員の協力を得ながら、各種のリユース・リサイクルに取り組んでいます。このたび、このリユース・リサイクルの2003年度一年間の取り組みの実績数値がまとまりました。各アイテム別の実績数値は以下のようになっています。
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紙パック |
ABパック |
商品案内 |
OCR用紙 |
びん類 |
プラスチック |
卵パック |
給量量 |
759 |
425 |
11,992 |
269 |
2,944 |
60 |
629 |
回収量 |
714 |
139 |
8,577 |
218 |
1,853 |
28 |
599 |
回収率 |
94.1% |
32.8% |
71.5% |
80.8% |
63.0% |
46.3% |
95.3% |
※回収率は、供給量に対する回収量の比率
リサイクルが社会的に認知されている牛乳パックなど紙パック、卵パックとして使用しているモールドパックは高い回収率を維持しています。逆に、リサイクルがあまり認知されていないABパックは、徐々に回収率が高まってはいるものの、まだ33%程度にとどまっています。
またリユース(再使用)をおこなっているびん類の回収が伸び悩んでいます。これは「リユース(再使用)」と「リサイクル(再利用)」の違いが浸透しておらず、リユースびんが一般の資源ごみに出されてしまっているケースが多いことが原因として考えられます。
リユース・リサイクルも大切ですが、首都圏コープグループでは「リデュース(発生抑制)」を最優先とすべきであると考えており、「リデュース・リユース・リサイクルの優先順位にすること」を請願内容とした容器包装リサイクル法の改正にも積極的に取り組んでいます。
首都圏コープグループは、この6月より「環境キャンペーン」に取り組みます。このキャンペーンでは、リユース・リサイクルの取り組みはもとより、循環保全型農業の推進、石けんの利用普及、アイドリングストップなど、さまざまな課題に取り組んでまいります。今後も生協組合員の皆様に広く協力を呼びかけ、環境負荷の少ない事業や暮らしをめざしてさまざまな活動に取り組んでまいります。 |