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組合員と生産者・取引先と「ともに創る」を大切にする
パルシステムの仕事改革
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*1月1回(12月15〜19日配布)別チラシで組合員の皆さまにご案内しております。

 パルシステムは、2002年12月6日に判明した指定産地外原料使用問題を受け、この一年間組織をあげて商品の点検・検証、組織・業務改革に取り組んできました。
 今回の問題は組合員との約束を誠実に守る厳格な仕事遂行に問題があったと認識しています。この事を重く受け止め、ひとつ一つの仕事を洗い出し課題克服に力を注いできました。
 ここに改革のご報告を行い、これからも産直と環境を重視した事業と活動を、組合員、生産者・取引先の方々と協力して進めていくことをお約束いたします。


 食の安全を求める全国の生協組合員1,373万人の署名が国会を動かし、2003年5月「国民の健康」と「食品の安全」を一番に考える「食品安全基本法」が制定され、食品衛生法も改正されました。
 その後、次々と法律改訂や施行がなされ、今までの業界事情優先行政が変わり始めています。食品製造や流通の現場では、商品表示に対応する原料や生産ラインの徹底した管理レベルが問われるようになっています。



パルシステムは組合員との約束を誠実に守ります。


1.産直原料管理が大きくレベルアップしました。
――産直肉原料管理と精肉・加工品開発を担う!(株)首都圏コープの改革
組織改革
原料肉調達や管理をあらためて最重要業務と位置づけ、組織体制も一新し、責任者による厳格な執行を徹底しました。
仕事改革
産直事業の一翼を担う専門会社として組合員の信頼に応える仕事改革(肥育管理・出荷から商品企画までのトータル管理の仕組み作り)を実行しました。
計画数と注文数のギャップを調整する管理のレベルアップ
産地フェアを可能にする事前頭数管理、産直原料管理等具体的な仕事改善を実現しました。
明確な基準作り
明確な基準・規定を作成し、食肉政策を整理しています。

産地フェアに関する原料手配の主な改善内容
・使用部位を広げました。
たとえば、『牛すきやき用』の場合、以前はカタロースのみ使用だったものが、カタロース、ロース、カタバラなど使用する部位を複数にしました。

・ フェア前後の企画を見直しました。
フェアの前週と翌週に、フェア対象産地の原料肉の比率を高めておくことで、フェアで予想される不足分に対応できるようにしました。
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2.商品の設計書(仕様書)は、仕入先との正確な確認を担保し、管理と運用を徹底しました。
――商品の総点検と商品仕様書管理の改革
商品総点検の実施
2001年4月にさかのぼり2003年3月までの約9万点に及ぶ商品の総点検(商品案内と商品の仕様内容と商品の包材表示とのチェック)を実施し、矛盾点とその原因をまとめ改善しました。
仕様書作成の取引先支援
産直事業の一翼を担う専門会社として組合員の信頼に応える仕事改革(肥育管理・出荷から商品企画までのトータル管理の仕組み作り)を実行しました。
今までの様々な基準の見直し
JAS法等法律の改訂が続くなか、1997年策定の食品添加物基準等、基準をより正確に定義するための見直し作業を続けています。
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3.商品案内の情報の正確さを保証する仕組みを作りました。
――表示についての改革
表示点検改善部会設置
パルシステムの組合員や職員が参加する商品活動委員会のもとに、「表示のあり方と改善課題」を検討する「表示点検改善部会」を設置しました。組合員の声担当者、組合員理事が参加し、組合員の表示に対する意見・要望を受け止め改善課題としてまとめています。

外部校閲を導入
外部校閲者に委託し、商品案内校正紙で毎週の校閲を開始しました。又、消費生活アドバイザー協会とも契約し、消費者視点でチラシ類含めた発行物を点検し改善事項の指摘をいただき誌面に反映させています。
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4.誠実なパルシステムを確実にするため、複数のチェック機能が働く仕組みを作りました。
――組織の改革
商品管理本部の設置
商品統括本部で行う商品開発を、法的側面、内部基準に照らし合わせ、厳しくチェックするする部署として商品統括本部とは別に商品管理本部を設置し、商品総点検と改革をすすめました。
商品評価委員会の設置
外部有識者によるパルシステムの、商品・サービス及び、それに関わる提供システムを、社会的レベルと照らし合わせ、評価する「商品評価委員会」を理事会のもとに設置し、活動を開始しました。出された提言を総会に報告し、パルシステムの中に生かしていきます。
コンプライアンス委員会設置
組合員との約束を守るための仕組みを維持していくことを目的に委員会を設置します。職員の行動規範を定め、今後内部通報制度としての ホットラインも設置します。
*注)コンプライアンス:遵法、組合員との約束を守る事
組合員参加の子会社公開確認会開催
3つの子会社の(畜産部門を担う(株)首都圏コープ、青果等部門を担う(株)ジーピーエス、(株)生協のパン屋さん)、それぞれの役割に基づく仕事の実際と改革到達点を確認する、生産者・取引先も含めた組合員参加の公開確認会を年度内に開催します。
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 組合員の声や、商品開発改善のためのサポーターグループの活動、また、商品全般を課題とする商品活動委員会等への組合員参加で、商品事業を進めています。
 パルシステムは組合員との約束を誠実に守る事を中心に据え、産直を進めることの厳しさを正面から受け止め、生産と消費の枠を越えて、組合員の皆さんといっしょになって考え行動し、安全でおいしい食べ物作りにこれからもチャレンジを続けていきます。


2003年12月

東京マイコープ・神奈川ゆめコープ・エルコープ・ドゥコープ・ハイコープ・コープやまなし・ユーアイコープ・パル群馬/首都圏コープ事業連合
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