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総額表示は、消費者にとっての「痛税感」をなくし、将来、消費税率の引き上げ、あるいは複数税導入に向けた布石となる可能性があります。 |
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消費税は、消費者が負担し、その額を事業者が預かり納付するものですが、消費税施行規則第22条の廃止により、事実上、事業者が売上高に対して納付することとなり「売上税」にその性格を変えてきています。 |
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総額表示は税自体も消費者に対し、商品価格であると誤認させる可能性があり、その事から事業者間での価格競争を激化させ、無理に利益を削って消費税を負担する等の、混乱する事態も予想されます。 |
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今回、経過措置として多様な方式の表記が認められたことは、消費者にとってはむしろ分かりにくくなると危惧するものです。 |