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北海道 野付漁協「浜のかあさん料理教室」を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープグループは、無店舗事業パルシステムの産直産地、北海道別海町の野付漁業協同組合の女性生産者による「浜のかあさん料理教室」を2月5日、神奈川県の神奈川ゆめコープを皮切りに、2月27日まで首都圏コープグループの各地で開催しました。

 野付漁協の女性生産者を招いての「浜のかあさん料理教室」は今年で3年目となりました。毎年、会場を増やし、今年は首都圏コープグループの7つの生協で開催し、合わせて「浜のかあさん」9名と組合員160名が参加しました。
 各会場それぞれ3人の「浜のかあさん」を講師にお招きして、野付の産物を使って「ほたてご飯」、「秋鮭のちゃんちゃん焼き」、「あさりのみそ汁」、「ほたての塩振り焼き」など「浜のかあさん」たちがふだん作っているお料理を教えていただきました。

 2月27日、ドゥコープで行った料理教室にお招きした「浜のかあさん」野付漁協女性部副部長の中澤イミ子さんは、「浜の料理をもっと知って、楽しんで料理を作って食べていってください」と呼びかけました。
 料理教室の前々日に水揚げされたばかりの新鮮なほたてを使ってのお料理に、みんな目をかがやかせ、「浜のかあさん」に殻の開け方を教えてもらって、殻と格闘。出てきたほたての大きさに、「大きい〜」「弾力がある!」と歓声があがりました。いろいろな料理を教えていただきましたが、中でも注目を集めたのが「ほたての塩振り焼き」。ほたてに大根の桂剥きのように包丁を入れて、平にしたところに、串を刺し、塩を振って焼くだけというシンプルなもの。ほたて自体の味をしっかり味わえるお料理で、「産地ならではのお料理ですね。とってもおいしい」と初めて食べた参加者たちは口々に感想を述べました。
 出来上がったお料理を味わいながら、「浜のかあさん」との会話も楽しみました。今回、秋鮭の切身を使って作った「ちゃんちゃん焼き」ですが、「うちでは、鮭の半身を使って作ってみんなで食べるのよ」とかあさんの話に、「へぇ〜!」と驚きの声があがるなど、産地の食卓の様子を知り、また産地を知るよい機会となりました。

 今回の料理教室では、ビデオによる野付漁協の学習会も行われ、野付の漁場の様子や、植樹活動の模様が紹介され、参加者たちは、「料理だけでなく、産地がよくわかってとてもよかった」「植樹活動にぜひ参加してみたい」と感想を寄せていました。

 北海道の野付漁業協同組合は、生協の個人宅配とグループ購入のパルシステム商品「ふーどのほたて」を通し、生協組合員にもおなじみになっていますが、商品以外でも野付漁協、北海道漁連、首都圏コープ事業連合の三者で「海を守るふーどの森づくり基本協定」を結び、豊かな海を守る「植樹活動」に生協組合員が参加するなど、交流を深めています。さらに、昨年11月21日には、首都圏コープ事業連合が仲介役となって新潟県のJAささかみ農業協同組合と友好協同組合協定に調印し、農協と漁協の新たな協同組合間提携としても注目を集めました。

■「浜のかあさん料理教室」(2004.2.27 ドゥコープ「すぺーすドゥ」にて)
秋鮭のちゃんちゃん焼き調理中 「浜のかあさん」に習いながらのお料理。(秋鮭のちゃんちゃん焼きを作っているところです)
ほたての塩振り焼き 人気を集めた「ほたての塩振り焼き」。これを網で焼きます。肉厚の野付のほたてならではの一品。
テーブルの様子 テーブルにおいしい料理がたくさん並びました。最後に、「浜のかあさん」にほたてのバター焼きを作っていただきました。
記念撮影 全員で記念撮影。おなかいっぱい野付のお料理を味わいました。「交流に初めて参加しました。これは“参加しないと損”ですね」と参加者。

■資料

海を守るふーどの森づくり基本協定と野付植樹協議会

・首都圏コープ事業連合、野付漁協、北海道漁連三者が提携し、2001年6月に調印しました。
・資源循環型漁業の発展を推進し、都市と漁村の人的交流等の事業として一層推進するために、首都圏コープ事業連合と、野付漁業協同組合、北海道漁業協同組合連合会の三者で締結するものです。
・三者は、首都圏コープ事業連合の「theふーど」の産地である野付(のつけ)で、森をつくるための植樹活動を行い、地球環境と、生命の源である海を守り、豊かにすることを目的としています。
・三者の具体的な事業として、(1)苗木の購入と植樹活動を行う(2)植樹した樹木の管理を行う(3)その活動を、三者とともに町及び森林組合等の協力の下に実施する(4)交流をはじめとした、その他必要な活動を行う(5)資源循環型水産物と産直加工品の生産の推進を行うことを掲げています。
・協定を具体化していく上で、この協定の目的に賛同する団体等による「植樹協議会」を構成し、活動を行っています。


野付漁協・JAささかみ 友好協同組合協定

JAささかみと野付漁協は、地域の資源循環・環境保全型の持続可能な農業、漁業に取り組み、パルシステムの「theふーど」商品を通して首都圏コープ事業連合と提携を行なっています。共通の理念を持ち合わせている異業種の両組合が提携し、共にその関わりを学ぶことで、農業と漁業のより良い共生をめざし、都市と農村・漁村の新たな人的交流を進め、心豊かで快適なフィールドづくりを創造することを目的に、2003年11月21日に首都圏コープ事業連合が仲介役を務め、友好協同組合協定を結びました。

締結された協定書では、協同事業として(1)資源循環・環境保全型農業と漁業の更なるフードシステムの実践と相互理解(2)組合役員・職員・組合員各層の人的交流(3)「theふーど」をはじめとする商品の相互紹介(4)ささかみ食農協および野付植樹協議会の相互交流の4つの活動を展開することを確認しました。