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子会社公開確認会を(株)ジーピーエスで行いました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は12月13日、埼玉県岩槻市において首都圏コープ事業連合のグループ会社である(株)ジーピーエスの公開確認会を開催しました。

 首都圏コープ事業連合は、農畜産物の安全性について、生産者が生産や生産履歴に関わる資料を公開し、消費者である生協組合員と一緒になって点検・確認を行う「公開確認会」の取り組みをすすめ、食の安全に関わる生産者・消費者の信頼関係を築いてきました。
 昨年12月、首都圏コープ事業連合と子会社の(株)首都圏コープで明らかになった産直肉と加工品における「指定産地外原料使用問題」を受けて首都圏コープ事業連合は、生協組合員の信頼回復、透明性ある事業に向け、改革をすすめてきました。子会社公開確認会は、その取り組みの一つとして、連合会理事会で確認され、理事会の下に活動を行っている「首都圏コープ商品活動委員会」の協議を受けて、実行委員会をつくり開催の運びとなりました。子会社公開確認会は、首都圏コープ事業連合の子会社を対象に、広く会員生協の組合員・役職員の参加で、各子会社の役割使命に基づいて組み立てられた組織と活動を客観的な目で評価し、組合員の信頼に応え得る事業をめざすものとして開かれたものです。

 13日午後12時30分より、会場となった岩槻市の首都圏コープ岩槻センターには、会員生協役職員、首都圏コープ生産者・消費者協議会、産地の生産者、有識者、連合会と子会社、実行委員など90名が参加しました。
 当日は進行役の子会社公開確認会実行委員会により進められ、開会の挨拶に続いて、11人の公開監査人が紹介され、(株)ジーピーエスより「理念・ミッション」、「中長期の事業計画」、「組織機構と業務組織の役割」などの詳しい説明が行なわれました。監査人からは、価格設定や商品クレームへの改善に向けた意見、ミッションと業務手順の関係、原料調達と代替手配のルール、業務委託先を含めたミッションの浸透、産地管理、業務の記録管理、産地指導、技術協力のあり方など、多岐にわたった所見が述べられました。監査人の所見を受けてまとめに立った、首都圏コープ事業連合若森資朗専務理事は、「本日の子会社公開確認会では、課題がたくさん出されたと思います。出された意見は連合会全体の課題として受け止めています。生協の政策は、生協組合員が参加してつくるものであり、課題を出し合い、組合員と話し合いながら事業を進めていくことの大事さを改めて感じました。共生の社会をめざし、一緒にがんばって行きたい」と結びました。

 ジーピーエスに引き続き、次回の子会社公開確認会は、(株)せいきょうのパンやさん(2004年2月)、(株)首都圏コープ(2004年3月)の今年度内開催を予定しています。


資 料

●(株)ジーピーエス 概要

設立 1992年3月
代表 濱口廣孝
事業内容 青果物及び米の仕入及び加工
事業高 170億7167万円

●当日の監査項目

会社の理念とミッション
中長期の事業計画と展望
業界の動向(取巻く情勢)と認識
組織機構(業務組織の役割)
生産者とのコラボレーション
流通(合理性・温度管理)
製造・加工(製造工程・衛生管理)
産地管理及びメーカー管理(対応)
商品企画(需給調整〔作付け・生産管理〕・価格・品揃え)
クレームへの対応
検品体制(数量・量目・品質保持・表示)
環境保全への取組み(リサイクルなど)
トレーサビリティー(生産流通過程の区分管理)

●公開されたデータ

財務諸表
組織機構図
中期計画などの事業計画(情勢認識及びミッションと将来の展望が記載されたもの)
製造及び加工に関わる手順書(マニュアル・製造指示書・衛生管理・区分管理)
流通に関わる手順書(マニュアル・温度管理・区分管理)
仕入れから販売に関わる伝票類
産地及び取引先との契約関係等を定めた書類(契約書・協定書等)
認定された組織的資格
●(株)ジーピーエス公開確認会(2003.12.13)
熱心に資料に目を通す参加者ら
子会社初の公開確認会に大勢の参加者が集まりました
意見を述べる監査人(ドゥコープ組合員)
産地から届く青果を確認しました
青果に傷みがないか、表示は正しいか確認する様子を見学しました