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ライフスタイル見直しフォーラムが開催されました 目次に戻る

 パルシステムの首都圏コープ事業連合も参加しているライフスタイル見直しフォーラム2003実行委員会と環境省主催の「ライフスタイル見直しフォーラム2003 変革のためのライフスタイル 地球の再生に向けて」が、12月1日東京新宿区の新宿パークタワーで開催されました。
 あいにくの雨となったこの日でしたが、会場には流通業、電気・がス会社、NPO、NGO、生協など230名ほどが集まり、首都圏コープグループからも会員生協、子会社含め43名が参加しました。

 開会のあいさつで、環境省の小島地球環境局長は、「温室効果ガスを減らすのは長い道のりですが、温室効果ガスを減らす技術開発をめざすとともに、資源エネルギーを消費する物の豊かさではなく、心の豊かさを心に据えて走りぬきましょう。豊かさの概念を変えることが大切です」と語りました。
 次いで、あいさつにたった日本労働組合総連合会の笹森会長は、「大きな社会変化の中で、今、くらし方が問われているときです。特に、地球環境についてはみんなの力を合わせて取り組まなければならない問題です。さまざまな団体が集まった今日、共通認識を持ち、今後、今日の団体が先導役となって実行していこう」と呼びかけました。

 その後の基調講演では、東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学専攻 助教授 松橋 隆治さんが「ライススタイルからみた気候変動への対応策について」と題して講演しました。温暖化現象は以前より自然現象として発生しているものですが、20世紀からの温暖化については自然現象に加えて、人為的なものが大きく、急に温暖化が進んでいます。この先も上昇は続き、2100年には1〜5℃の上昇は間違いないだろうと話されました。それに伴い、海面も上昇し、島国の水没等深刻な問題が生じると予想されます。北極を中心に激しい気温上昇があり、降水、土壌等、全地球規模で大きな変化をもたらす重要な問題です。世界各国の環境問題に対する足並みは京都議定書への参加問題をとってもそろっていませんが、長期的に地球温暖化対策に取り組まなければならないという認識は共通しています。短期的な利害にとらわれず、しっかりとこの問題について、できることから進めていかなければならないと、松橋さんは呼びかけました。

 後半は「地域でつくる市民・企業・行政のパートナーシップ」と題して討論会が行われました。壇上には、市民、企業、行政、生協の代表がそれぞれの立場で環境問題について語りました。生協代表として、東京都生活協同組合連合会 組織部長の林 和孝さんが壇上に上がりました。林さんは、生協の環境事業として、マイバッグ運動、びんリユース、ペットボトル回収などを紹介しました。ユニークな取り組みとして、コープやまなしが取り組む家庭の廃油で配送車を走らせる「菜の花プロジェクト」、ドゥコープ、ユーアイコープが行った家庭の電力を節約する「家庭の電気ダイエットコンクール」などもあわせて紹介されました。また、東京電力と生活クラブのコラボレーションで取り組んだ家庭用太陽光発電設置使用状況計測の結果について報告されました。林さんは、パートナーシップをうまく進めるためには、お互いの立場の確認、信頼の醸成、目に見える成果の3点が重要なポイントであると述べました。

 このほか、会場では実行委員団体による資料などが展示され、来場者でにぎわいました。


開会あいさつを述べる環境省の小島地球環境局長
日本労働組合総連合会の笹森会長
基調講演の模様
討論会の模様
実行委員団体による資料展示