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国内9頭目のBSE感染牛が確認されたことについて 目次に戻る

2003年11月5日
生活協同組合連合会
首都圏コープ事業連合

 11月4日、広島県福山市で国内9頭目となるBSE(牛海綿状脳症)感染牛が確認されたことについてお知らせします。


■発生状況について

 4日厚生労働省の専門家会議は、広島県福山市の食肉加工場で先月29日に解体した兵庫県生まれの生後21ヶ月のホルスタイン種の雄の食用牛を感染初期のBSEと判定しました。

 この牛は福山市内の食肉衛生検査所の1次検査(エライザ法)で陽性と判定されましたが、2次検査のデータが明確でなく、国立感染症研究所(東京都)で行った精度の高い検査「ウエスタンブロット法」の結果、この牛の脳から異常プリオン(たんぱく質)の検出を確認、BSEに感染していると結論付けました。



■感染牛について

 02年1月13日に兵庫県氷上郡の農家で生まれた雄のホルスタイン種。翌月に広島県福山市の農家に移され、飼育されていました。先月28日に同市内の食肉処理場に運ばれて解体され、BSEの感染が疑われていました。


■今回の特徴

・西日本産の牛は初めてで、国内ではもっとも若い感染例となり、世界的にも有数の若さとみられます(92年にイギリスで生後1歳8ヶ月の牛が発症している例が確認されているという)
・01年10月の牛の肉骨粉の輸入・使用・販売が禁止された後に生まれており、禁止後も病原体に汚染された肉骨粉を与えられていたか、餌以外の感染ルートが存在している可能性があり、今後の感染ルートの解明が待たれます。
・感染のタイプは7頭目までの従来型と判断されています。



  1. 今後も国内でBSEが発生する可能性は否定できません。パルシステムの取扱い牛肉は、部分肉(地域限定)も含め耳標により個体管理されたもののみを原料としています。
  2. 産直産地についてはこれまでどおり、万全を期した体制で生産しています(飼料内容などはインターネット(首都圏コープトップページ牛肉仕入れ週報にて)でも公開しています)。
  3. 部分肉の仕入れ地域は、北海道9地域(十勝・根室・上川・釧路・網走・宗谷・日高・桧山・渡島地域)です。部分肉の仕入れ先のと畜場では脊髄吸引装置の導入など万全の対策をしております。
  4. 日本国内の牛は、全てBSE検査を実施し、BSEではない牛が出荷されています。
    欧州では23ヶ月齢の牛(EUでは、30ヶ月齢未満、英独仏は24ヶ月齢未満はBSE検査対象外となっています)は、BSE検査の対象にもなっていません。日本は食肉として市場に出す前に、すべての牛を対象にBSE検査をしており、23ヶ月齢の牛の異常を見つけだすことができました。日本が実施している厳重なBSE対策で、わずかな異常を持った牛も消費者に届かないシステムが、しっかり機能しているということが証明されています。
*首都圏コープの牛個体管理情報はこちらをご覧ください
https://www.pal-system.co.jp/bps_system/index.html