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首都圏コープ協力会で「環境管理」活動取り組み説明会を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合のお取引先の自主組織である首都圏コープ協力会(270団体)の環境部会は10月15日、東京都文京区の茗渓会館で「『環境管理』活動取り組み説明会」を開催しました。「環境管理」活動に取り組み予定の30社のうち、21社から22名が出席しました。

「一人一人が、身の回りの些細なことひとつひとつに目を向ける
それだけで地球に対しては大きな影響を生むものに−」

 1998年から開始した首都圏コープ協力会・環境部会による「環境管理」活動への取り組みは、今年度で6年目に入ります。毎回三分の一以上の新規参加を得ながら、取り組みへの層と幅は確実に広がっています。参加企業数は初回が6社、2年目が22社、3年目に31社、4年目が45社と推移し、5年目を迎えた昨年は33社と減少しましたが、不参加であっても自主的にまた、継続的に取り組みをしているところは相当数あると推測されます。
 この間、管理項目を徐々に細分化(燃料と車両燃料など)する一方で、より多くの参加を得るために4年目からは取り組み要件を緩和し、必須項目を義務づけず1項目からでも選択・実施できるようにしました。

 当日は今年度の取り組み説明にさきがけ、昨年度の取り組みの優秀社表彰が行われ、過去の取り組みへの貢献度の高い6社が表彰されました。

○取り組み回数5回○
共生食品(株)、全農パールライス東日本(株)
○取り組み回数4回○
(株)協立、(株)コープ・アイ、ジェーピーホームサプライ(株)、(株)ニシモト


≪受賞社ご担当者の声≫

「目標数値を対前年比減、と設定し毎年取り組んでいますが、今年は新たに『EA21』(*注.エコアクションにも取り組みをしています。」(共生食品(株) 新井様)

「前身(東京パールライス、埼玉経済連)の頃を含めると5回目ですが、現在の体制では今年で3年目を迎えます。この間、工場の移管・増加などがあり対前年との比較が単純に出来なかった部分がありますが、ほぼ落ち着いたので比較検討が可能になりました。」(全農パールライス東日本(株) 田丸様)

「データをきちんと取っても単純比較が出来ないので前年比を出すのは難しい。実際に取り組んでみると環境整備よりも社内整備が必要だと感じました。事務職は徹底できても末端の現場まではなかなか取り組み自体が浸透されていない現状です。今年は『EA21』にも取り組んでいます。」((株)協立 白井様)

「物流会社=環境に負荷をかけている、ということで「ISO」認証取得の弊社としては、事業活動の中に特に環境に配慮した活動として削減値を設定し、事業拡大を図りつつ、数値は減らすことを目標値としています。」(コープ・アイ 田中様)

「担当者が一人で苦労していることが多々あります。昨年から「ISO」取得に向けて始動していますが、今までの取り組み活動が無駄ではなかったことを実感しました。」(ジェーピーホームサプライ 宮崎様)

「14名体制で、売上増→企画書増→残業増 と業務拡大を図ると負荷も増えるのはどうしても避けられませんが、こまめに電気を消すなどの取り組みを全員で行っています。特に生活者としての立場からの取り組みを心掛けています。」((株)ニシモト 黒澤様)

 当日は、(株)エコサポート 常務取締役小澤一郎さんより「首都圏コープ協力会の『EA21』の取り組み状況」と「容器リサイクル法」について話していただき、無事盛況のうちに会を終えることが出来ました。

<参考>「環境管理」活動取り組み概要

【取り組み目的】
2003年4月から「新エネルギー利用特別法」が施行され、首都圏のディーゼル車走行規定も10月から開始されました。国内では2008年〜2012年の間に温室効果ガス6%削減目標の設定がされながら、2000年までに既に8%も増加している現状にあり、地球温暖化防止対策への取り組みは急務です。首都圏コープ協力会・環境部会では、あらためてこの認識を強くし、二酸化炭素の排出を可能な限り抑制するためにエネルギー管理と資源管理の推進を目的に置きました。また、昨年に引き続きISOの認証取得やEA21などにつながる「環境マネージメント」を事業活動の中に確実に定着させることを目指します。

【取り組み参加社】(2003年10月22日現在)
青森県農村工業農業協同組合、(株)井上食品、(株)内池平蔵商店、(株)カジノヤ、共生食品(株)、協同水産流通(株)、(株)協立、(株)黒川商店、(株)コープ・アイ、(株)シータス、 ジェーピーホームサプライ(株)、昭炭商事(株)、全農パールライス東日本(株)、全農ミート(株)、(株)禅味堂、第一セントラル設備(株)、千倉町南部漁協販売(株)、(株)東京コールドチェーン、トップ産業(株)、(株)ニシモト、21世紀コーヒー(株)、日本ミルクコミュニティ(株)、花嫁わた(株)、平田産業(有)、ボーソー油脂(株)、宝来屋製菓(株)、丸善食品工業(株)、みえぎょれん販売(株)、山屋食品(株)、(株)リアス、(株)流通サービス

【取り組み項目】
電気使用量、上水道使用量、車両燃料使用量、燃料使用量、紙使用量、廃棄物管理の6項目

*注.EA21(エコアクション21)とは
国際的な環境ISOマネジメント基準である「ISO14001」の簡易版マネジメントシステム。ISO14001では、環境方針策定、推進体制設定と規格の解釈、環境側面の特定を行い、目的・目標を設定して、運用、点検、見直しを行うまでの一連のサイクルとして6ヶ月〜12ヶ月要するところ、簡易版である「EA21」は要求要素を簡略化し、期間を4ヶ月から6ヶ月のサイクルで行うものです。
優秀者表彰の模様(2003.10.15 東京文京区にて)