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「東京山手食糧川越工場 公開確認会」を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は10月18日(土)、埼玉県川越市において、パルシステムの米卸精米工場の流通公開確認会として「東京山手食糧川越工場公開確認会」を開催しました。

 首都圏コープ事業連合では、1999年より、食の安全を確保し、環境保全型農業の推進に向け、生協組合員が文字通り安心できる農産物づくりをすすめるものとして、産地での栽培や生産履歴を生協組合員と生産者が一緒になって、公開の場で確認しあう「公開確認会」を全国ですすめてまいりました。これまで全国34の産直産地で実施し、今回の確認会が35ヶ所目の開催となりました。

 会場となった川越市の「健康保養センターむさしの」には、首都圏コープグループの産直米産地である新潟、山形、秋田、岩手の生産者9名をはじめ、首都圏コープグループの組合員、役職員、米流通に携わる関係者など全体で91名が集まりました。開会に先立ち、参加者は精米工場の視察を行い、玄米の荷受から精米・精選、計量・包装・出荷の各工程を視察しました。午後から行われた確認会では、工場側より、工程ごとの作業手順に沿って説明が行われ、あわせて資料、記録が公開されました。
 組合員代表として開会あいさつに立ったドゥコープ組合員の酒井淳子さんは「生産者が心を込めて作ってくれたお米がきちんと届くことを確認したい。そして作る側も消費する側も、お互いに理解を深め、参加できなかった組合員にもしっかり伝えていきたい」と述べました。

 また今回の確認会では、パルシステムで「エコらく米」の商品名で供給しているBG無洗米のBG無洗米機についても説明が行なわれ、参加者の関心を集めました。監査人による事前調査でBG精米機立入調査を行ったドゥコープ組合員の湯浅千恵子さんは、「ヌカでヌカを取るエコらく米、なんのヌカを使うか疑問でしたが、自前のヌカを使うことを確認できました。細かい内部まできちんと見せてもらいました」と話しました。また、生産者として初めてBG無洗米機を見たJAささかみの石塚美津夫さんは「目からウロコ。理屈は単純だが発想がすごい。無洗米のシステムもだが、そこで出たヌカを肥料・飼料として地域に還元していることに感動しました」と話していました。また公開確認会でも、BG無洗米ができるまでの工程をビデオ撮影した映像とアニメーションでの詳しい説明が行われ、無洗米の理解を深めることができました。

 確認会の最後にあいさつに立った首都圏コープ事業連合商品活動委員会の増田レア委員長(東京マイコープ理事長)は、「厳しい監査人の方々に驚きました。しっかり公開してくださった工場にも感謝します。私たちは食べている限り、情報開示を求める権利はあります。ただ、知ったからには消費者にも責任がある。組合員にもっと産地を知ってもらわないといけない」と力強く語りました。
 また、首都圏コープの青果を扱う子会社(株)ジーピーエスの濱口廣孝代表取締役は、「産地指定したお米というのは、届いて当たり前だという感覚が組合員にはある。だが、そう単純ではなく、卸には大変な苦労があることを生協側も知らないといけない。冷夏の影響で米の価格が高騰しているのに加え、トレーサビリティ、DNA検査等、正しいお米を届けるための諸費用もかかる。そういったことを組合員に理解してもらいたい」と熱く語りました。
 参加したJAいわて花巻の小原広和さんは、「きちんと管理されていると思います。間違いなく組合員に届くと安心できます」と話し、生協組合員から出るクレームに、保存など管理方法を知らないでクレームとなっているケースが多いことについて、「生協組合員にお米の保管、管理の仕方についてきちんと知ってほしい」と訴えました。

工場内視察の模様(10月18日、東京山手食糧川越工場にて)。参加者はメモをとりながら熱心に話に耳を傾けていました。
公開された資料
公開監査人が、開示された資料をしっかりと点検しました。
公開確認会の模様。
開会あいさつをする組合員代表 ドゥコープ 酒井 淳子さん