米沢郷で「親と子の田んぼの生き物観察会」を開催しました |
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首都圏コープ事業連合の取引産地の生産者と生協、組合員でつくる、首都圏コープ生産者・消費者協議会(112団体)は、7月12日(土)、13日(日)の両日、パルシステムの鶏肉の産地でおなじみの、山形県の米沢郷牧場で「親と子の田んぼの生き物観察会」を開催しました。
生協組合員さん27名(大人10名、子ども17名)が参加し、12日・13日の2日間、自然循環型農業を展開している米沢郷の「環境曼荼羅図」を辿りました。
除草剤・土壌薫蒸剤を使わず、BMW技術を駆使した生物活性水等の利用で脱農薬栽培をめざす米沢郷牧場には、都会では見ることができなくなった生き物がいっぱい!
豊かな自然あふれる田んぼや川で、生産者を先生に、魚捕り網などを使って生き物観察を行いました。見つけた生き物は、赤とんぼ(やご含む)、みずすまし、アメンボ、カマキリ、バッタ、かめむし、たがめ、カエル、タイコウチ、イモリ、ドジョウ、糸とんぼ、銀やんまや鬼やんまの抜け殻…さらに、絶滅危惧種のゲンゴロウも!さまざまな生き物に、参加した子どもたちは目を輝かせていました。
このほか、米沢郷牧場の鶏舎や牛舎、BMプラントを見学し、自然循環型農業の体験学習をしたほか、郷土食のそば打ちも体験しました。一日を終えての夕食はバーベキューで舌鼓。生産者と楽しい交流を持ち、その後ホタル狩りを楽しみました。夜の「座敷わらし」の話には、子どもたちは大喜び(!?)でした。
*米沢郷の「環境曼荼羅図」
米沢郷牧場の自然循環農業を表すリサイクルシステムの概念を図に示したもの。「土」「水」「大気」の下で果樹、米、野菜が栽培され、果物くず、米糠、モミ殻、野菜くずなどは牛や豚、鶏などの飼料として利用され、糞尿はBMWシステムで堆肥や生物活性水となって田畑の作物づくりの生かされる、地域のなかで資源がムダなく循環する有畜複合農業の体系を表したものです。
*BMW技術
バクテリアが、水やミネラルと共生して、有機物を分解する自然界のシステムを、自然環境浄化や農業技術として活用をはかる技術。
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■親と子の生き物観察会(2003.7.12〜13) |
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生き物観察の模様「いっぱい見つけたよ〜!」 |
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米沢郷牧場の自然循環型農業を学ぶ子どもたち |
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鶏に興味津々!「どうなっているのかな?」 |
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