ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
Home > トピックス目次 > トピックス記事

北海道で薄農場牛肉公開確認会を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は5月22日・23日の両日、個人宅配とグループ購入「パルシステム」取り扱い牛肉の産地である北海道河東郡上士幌町において「薄農場牛肉公開確認会」を開催しました。

 首都圏コープ事業連合の公開確認会は、農畜産物がどこで、どう生産されたか、栽培や生産履歴を生協組合員と生産者が一緒になって客観的に点検・審査を行うしくみとして、1999年から行なっており、これまで全国29の産直産地で実施し、今回の確認会が30ヶ所目の開催となりました。

 薄農場は、パルシステムで取り扱いの牛肉の指定産地の一つとして、現在、上士幌町で1,400頭の肉牛を飼育しています。食の安全確保についても生産者側の取り組みとして、首都圏コープ事業連合が昨年4月より行なっている「産直肉牛個体管理」について、飼料を含む肉牛の生産情報の公開や、飼料を完全非遺伝子組み換えに切り替えるなど、積極的に取り組んでおり、昨年から始まった畜産の公開確認会で今年度最初の会場となったものです。

 第一日目の22日、会場となった上士幌町糠平温泉文化ホールには生産者をはじめ、首都圏コープグループの各会員生協の組合員、役職員、地元上士幌町や十勝支庁など行政関係者など約70人が参加。肉牛の生産基準や内部規定、生産工程に沿った管理体制などに関する帳票類が並べられた会場で行なわれました。
 首都圏コープ事業連合 太田朝昭理事長は主催者挨拶のなかで、「従来の顔の見える生協産直の中味を一つひとつ、公開確認会を通じて明らかにし、生産者には農法技術を高めてもらうこと、生協組合員は公開確認会の成果を持ち帰って事実を組合員に伝えていく、公開確認会がそういう一つひとつを確認しあって、生産者・消費者みんながすすんでいく場にしていただきたい」と、公開確認会の意義を述べました。
 来賓として地元上士幌町の竹中 貢町長、上士幌農業協同組合 熊谷信義専務理事よりご挨拶いただいた後、公開確認会の趣旨説明に続き、薄農場代表の薄 一郎さんより、組織の概要、生産・出荷基準、個体管理や与えている飼料の説明など、書類に基づいた説明が夕方まで行なわれ、質疑を行なって初日を終えました。

 二日目の23日は、朝からバスで上士幌町の薄農場を訪れ、放牧場、牛舎や自給飼料用のサイレージ、堆肥場などを組合員が視察し、飼養形態の実際について薄代表より説明を聞きました。
 最後に、北海道畜産公社十勝事業所で行なわれた公開確認会のまとめでは、公開監査人から、二日間の公開確認会の所見が述べられ、帯広畜産大学の左 久教授はじめ10人の監査人から所見をいただきました。

■薄農場牛肉公開確認会(2003.5.22−23)資料
公開された生産履歴に関わる関係書類や帳票を点検する監査人(5月22日)
生産者の書類に基づく説明に、会場の参加者が真剣に聞き入りました(5月22日)
広大な農場内の肥育舎の視察の模様(5月23日・薄農場)
当日は地元の北海道放送(HBC)からも取材いただき、ニュースで放映されました(5月23日・薄農場)