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拡大学習会「食の安全・安心の確保に向けて」を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は5月8日、文京区の区立茗台生涯学習館において、連合会の組織・運動委員会主催による拡大学習会「食の安全・安心の確保に向けて」を開催しました。会場には、連合会の組織・運動委員会委員の他、各会員生協の組合員や役職員をはじめ、首都圏コープ事業連合の生・消協議会女性生産者の皆さんも加わり40名が参加しました。

 当日は講師に農林水産省関東農政局より消費者行政専門官の渡辺 宏氏をお招きし、「食の安全・安心の確保に向けて」の農林水産省の今後の取り組みと、リスクマネジメント(危機管理)についてお話しいただきました。

 渡辺氏は、この間のBSE問題や無登録農薬使用の問題、カドミウム、残留農薬、食品の不正表示問題等、消費者の不安や不信感が増大していることにきちんと対応していくために、関係法律の整備や行政組織の改革、農水省の政策大綱のとりまとめなど、農林水産省が新たな食品安全行政について具体的にすすめていることを紹介し、さらに「食育」や「地産地消」、「スローフード運動」についても国内外の事例を交えて、これからすすめていくことの必要性を話されました。

 後段、リスクマネジメントでは「リスクとはなにか」、それを伝達していく「リスクコミュニケーション」、リスクに対処していく際の「クライシスコミュニケーション」についてお話しいただき、参加者はリスクマネジメントにおけるリスクの予測、リスクコミュニケーションの考え方への理解を深めました。

 首都圏コープ事業連合では、この間の食肉加工品と牛肉の指定産地特集企画での「指定産地外原料使用問題」を教訓として、2003年度課題の第一に「食の安全の取り組み」を掲げ、取扱商品の総点検と業務機構の改革、厳格な業務遂行に向けて取り組みをすすめているなか、参加者は熱心に聞き入ると共に、食育がご専門の渡辺氏の発言を通して、今後、生協が果たしていくべき役割について示唆をいただきました。

食の安全確保について関心が高まっているなか開かれた拡大学習会(5月8日 文京区の茗台生涯学習館で)
講師としてお越しいただいた関東農政局消費者行政専門官の渡辺 宏氏。
食の安全行政についての国の取り組み、リスクマネジメントについて真剣に聴き入る参加者の姿が目立ちました。
当日は参加者からも、積極的な質問が出されました。