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公開確認会監査人の中級講習会を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は、環境保全型農業推進会議主催、特定非営利活動法人 日本オーガニック検査員協会(JOIA)と農事組合法人 有機農業ギルドの協力による「公開確認会監査人講習会(中級)」を4月26日、埼玉県岩槻市の首都圏コープ事業連合岩槻センターにおいて開催し、会員生協組合員、役職員など65名が参加しました。
 首都圏コープ事業連合の「公開確認会」は、食の安全への関心が高まるなか、農畜産物の栽培、出荷、ほ場管理などの工程を組合員自身がチェックし、透明性ある栽培・流通体系を確認するしくみとして1999年から実施し、2002年までに全国29の産地・流通施設で行なってきました。
 公開確認会は、生協組合員も含んだ監査人により、産地の事業内容、組織や意思決定のしくみ、産地の栽培基準、ほ場管理など栽培の実態、生産された農畜産物の区分管理、格づけ、表示、記録管理が正しく行なわれているかなどをチェックするもので、首都圏コープ事業連合では、公開確認会を充実させるものとして生協組合員、役職員、生産者を対象とした講習を行なってきました。
 これまでの初級講習会では、公開確認会の監査マニュアルに基づき、農産物の栽培記録管理の基本的な見方を中心に2002年度末までに約300人が監査人講習会を履修し、各地の公開確認会で監査人として参加いただいてきました。

 26日に行われた中級講習会は、これまでの公開確認会をさらに充実させ、監査内容のレベルアップをはかるものとして、中級講習会として初めて開かれたもので、これまでの初級内容に加えて、監査人としての法令知識の習得、事業に必要な内部規定や生産工程管理規定等を策定・管理し、実践を評価できる技能を深めること、契約事項や約束事項等、要求される項目についてリスクを評価・分析し、管理できる技能を深めることを中心に行なわれました。
 当日は、「食品安全基本法の概要と関連法律」について、農林水産省消費生活課長の斎藤京子氏、「有機認証における検査業務」について、特定非営利活動法人 日本オーガニック検査員協会理事長の水野葉子氏よりお話いただき、関連法令や有機認証検査について学習したほか、午後は「青果」、「米」、「畜産」の分科会に分かれて、ワークショップによる規定の策定と監査の実際について研修し、各分科会の発表、参加者全員からレポートを出した後、最後に受講者全員に修了証書が授与されました。

 尚、2003年度の公開確認会は、来る5月22日・23日に北海道士幌町での「薄農場牛・公開確認会」を皮切りに、全国12会場で開催される予定です。

首都圏コープ事業連合環境保全型農業推進会議「公開確認会監査人講習会」資料
1.公開確認会監査人講習会の目的
首都圏コープ事業連合の公開確認会に出席いただく監査人について、生協組合員、役職員、生産者を対象に監査人講習会をすすめています。監査人講習会の目的は以下のとおりです。
  1. 公開確認会の位置づけ・役割について理解する
  2. 生協産直を取り巻く情勢、状況認識について理解する
  3. 新JAS有機認証の法律的な知識や検査認証の技能を深める
  4. 栽培管理記録と各種書類の監査の仕方について理解を深める
中級監査人講習会では、以上に加え、さらに以下の3項目の講習を行ないます。
  1. 監査人として最低限度必要な法令知識を習得します。特に、新JAS法、農薬取締法等、法令要求事項の理解を深めます。
  2. 事業に必要な内部規定、生産工程管理規定、等を策定し、管理し、実践を評価できる技能を深めます。
  3. 契約事項、約束事項等、要求項目についてリスクを評価(分析)し、管理できる技能を深めます。

2.受講対象者(監査人対象者)
首都圏コープ事業連合組合員・職員・生産者
受講していただいた方は、公開確認会の監査人として各地域の確認会に出席していただきます。
尚、今年度(2003年度)は、初級講習会については、既に東京マイコープ2会場で4月に行なったほか、今後、千葉、埼玉、神奈川、茨城、山梨の各会員生協で、生協組合員を対象に順次開催してまいります。



3.監査人講習会・当日の模様
4月26日に行なわれた監査人講習会(中級)には、会員生協の組合員、役職員など65名が参加しました。
首都圏コープ事業連合岩槻センターで開かれた中級の監査人講習会。参加者は真剣な眼差しで受講しました(4月26日)
各分科会のワークショップ作業の発表風景。「青果」、「米」、「畜産」の3つに分かれて公開監査の実際について履修しました。