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コープやまなしで海外研修報告会が開催されました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合の会員生協であるコープやまなしで19日、2003年度海外研修報告会が開かれました。
 毎年、首都圏コープグループの海外研修ツアーや、コープやまなし独自の海外研修に参加した役職員の研修体験を共有する目的で開かれる報告会も今回で4回目を迎え、会場となった小瀬スポーツ公園内の武道館会議室での今回の報告会には、同生協の役職員など40名が参加しました。

 今回の報告会は、昨年5月からこの3月までに行われた海外研修企画(キューバ、中国、韓国、タイ、フィリピン)参加者の報告会として開かれ、この3月、フィリピン・ネグロス島を訪れた3名の職員によるネグロス交流ツアーの報告・発表が行なわれました。

 報告会のはじめに、山本豊美理事長が挨拶に立ち、「コープやまなしでは海外産地と、買い支えるというかたちでの支援をこれまで行なってきましたが、世界が混沌とするなかでも、憶さず、日本人としてどんどん世界に出て、共生する世界、人間のなかの一員として納まっていただきたい」と、フェアトレードによる海外の人びととの結びつきに期待を述べました。

 ネグロス交流ツアーに参加した3名の職員がプレゼンテーション用の画面に沿いながら、3月8日から15日の7泊8日で視察してきた、ネグロス島とルソン島北部のバランゴンバナナの生産状況と、この間、相次ぐ台風や旱魃、バンチートップなどの病害で低下した生産と地域の回復に向けたバランゴン・リニューアル計画(BRP)の取り組みについて詳しく報告を行いました。

 参加者の1人、中込将太さんは報告のなかで、「フィリピンを訪れて、これまで実感が湧かなかったが、行ってみて、日本が無くしているもの、見えなくなったものをたくさん見た気がする。フィリピンの人たちにとって自分たちの夢をかなえるための一つの手段としてのバランゴンバナナであるのなら、自分にとってもバランゴンを広めていくことを通して、生協の職員として仕事をしていく一つの目的として見えた」と、参加しての思いを述べました。
 会場の参加者からも生協として課題をどう受け止め、今後の生協の活動につなげるか、熱心な質問が出され、最後に高橋 勇専務理事が「こうした報告を事業化していくこと、(一般と)生協はそこが違う。生協の事業活動の根幹にきっちり位置づけていることが重要だ」と結びました。
 会場では、コープやまなしのフェアトレード商品の展示即売も行なわれるなど、生協のフェアトレードの取り組みの意義を再確認する報告会となりました。

小瀬武道館の会議室で開かれた報告会。 役職員40名が参加しました。
報告者の熱のこもった報告。 パフォーマンスも十分です。
会場にはコープやまなし「エコリカーショップ」のフェアトレード商品の展示も。