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商品総点検に関する調査報告(第1号) 目次に戻る

2003年4月21日
生活協同組合連合会
首都圏コープ事業連合

 先にご報告しました「指定産地外原料使用」に関わる不祥事で、組合員の皆様にはご迷惑をお掛けし、改めてお詫び申し上げます。
 生協では現在、正確で確実な業務遂行の徹底をめざし、2003年度方針の第一に掲げた「食の安全の取り組み」に沿って、取り扱い商品の総点検を最優先で行っています。その中で今回、生協の自主基準に合致しない『食品添加物』の使用がある事が判明しました。
 既に供給されている商品に、安全性が確認されているとは言え、自主基準に合致していない『食品添加物』が使用されていた事は、あってはならない事として受け止め、重ねてお詫び致します。
 尚、引き続き商品の総点検を行い、上半期中(9月まで)をメドに終了するよう進めていきます。組合員の皆様へは適宜、情報を提供し、再発防止対策を含めて報告していきます。以下に、今回の内容と対応をお知らせします。



1.生協の自主基準で、使用許可となっていない食品添加物が使用されていたことに関して
(1) 「商品政策に基づく商品の開発・改善の為の諸基準の『食品添加物単品別使用基準』」は、1997年5月に制定されました。その中には生協として安全性は評価しているものの、当時の取扱商品には使用例がないとの判断から、『不必要な添加物の使用は極力控える』との方針に基づき、使用不可とした食品添加物がありました。尚、その後改めて評価し、理事会で使用許可したものが幾つかあります。
(2) 今回点検する中で、オプションチラシ「For Baby & Kids」の中の幼児用粉ミルク(生協での独自開発は不可能なので、ナショナルブランド=一般に市販されている、を扱っています)で、安全性は確認しつつも、上記の趣旨により使用禁止とした添加物の使用例がありました。


2.4月14日連合会臨時理事会で、安全性を確認した上で『食品添加物単品別使用基準』を改定しました。
(1) 改定した内容は、以下の5添加物の使用許可を行いました。
強化剤 ピロリン酸第二鉄およびピロリン酸第二鉄液
製造用剤 ラクトフェリン濃縮物
調味料 タウリン(抽出物)
調味料 塩化カリウム
強化剤 リン酸三カルシウム
(2) 今回、安全性に問題ないと判断し、使用許可とした『食品添加物』は、以下の内容となっています。
ピロリン酸第二鉄及び、ピロリン酸第二鉄液は、広く安全性が確認されており、今のところ安全性を危惧する資料は見あたりません。尚、国内外で多くの食品に、鉄分補給の食品添加物として使用されています。
また、ラクトフェリン濃縮物、タウリン(抽出物)、塩化カリウム、リン酸三カルシウムは、広く安全性が確認されており、今のところ安全性を危惧する資料は見あたりません。幼児用調製粉乳に使用されているものです。


3.昨年から始めた「健康補助食品・サプリメント」は、生協の自主基準である『食品添加物単品別使用基準』に沿って、改めて点検を行います。
 そのため、健康補助食品が掲載されています、5月の『健康作りサポート』誌の配付は、一旦延期します。点検が終了後、改めて配付する予定です。不手際を重ねてお詫びいたします。

 最後になりますが、安全性が確認されているとはいえ、基準改定が取り扱い後になりましたことを深く反省し、組合員の皆様にお詫び致します。今後、再発防止に向け、改めて取り組んでまいります。
 以上ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。