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「第1回首都圏田んぼ祭り」が開催されました 目次に戻る

 2月1日、東京・大手町のJAホールで首都圏コープ事業連合主催による「第1回首都圏田んぼ祭り」が開催され、会員生協の組合員親子、生産者など300名が参加し賑わいました。

 首都圏コープグループの個人対応型無店舗事業『パルシステム』は、供給する農畜産物の飼料や農薬の使用回数など生産者と一緒に協議しながら、組合員が安心して利用できる安全な生産や商品づくりをすすめる一方、循環型農業に取り組む産地・生産者と提携し、自給率の向上と日本の農業の再生をめざした活動をすすめています。
 なかでも私たち日本人の主食であるお米にはこだわりをもち、組合員が直接産地で田植え、草取り、稲刈りなどを生産者と一緒に行ない、有機栽培や減農薬栽培について知り、交流する取り組みを行なってきました。
 2002年度は、8つの産地に延べ1060名の組合員が訪れ、生産地の米作りの苦労を体験してきました。ここ数年は、ただ農作業を体験するだけでなく、田んぼに生息する生き物たち(水生生物)を調べる「田んぼの生き物観察」を行ない、有機農業による生態系の復活を子どもたちや親子による観察を通して実感すると共に、生産者はそれに至る農業実践を共有しながら、さらなる環境農業の取り組みにチャレンジしています。

 今回、初めての開催となった「首都圏田んぼ祭り」は、昨年生産者と交流しながら行ってきた生き物観察について、子どもたちによる発表が行なわれ、参加した子どもたちが、たくさんの大人たちの前で緊張しながらも、それぞれの産地で出会った、蛙やとんぼ、タイコウチなどの生き物について元気に発表しました。また、当日はお米の銘柄当てクイズや新潟県ささかみの和太鼓演奏、岩手花巻の伝統舞踊シシ踊り、秋田県大潟村からのなまはげなど、パルシステムの米産地の郷土芸能も披露され、会場を大いに盛り上げました。

 組合員にとっては、生き物観察を通して生産者の環境保全型農薬栽培の努力を理解し、また生産者にとっては見慣れた風景を「生き物監査」を通し、環境に配慮した農業がどれくらい環境に変化を与えているかを知る手がかりとする生き物観察。首都圏コープ事業連合は、組合員と生産者の交流を深めるものとして、今後も継続してまいります。

参考資料

■当日スケジュール
開会
和太鼓演奏
ビデオ上映
生き物観察報告(第1部)
 −生き物物まね体操(休憩)−
生き物観察報告(第2部)
閉会



■参加産地(計8産地)
JAえちご上越(新潟)、JA魚沼南(新潟)、JAみどりの(宮城)、大潟村産地会議(秋田)、
JAつくば市谷田部(茨城)、JA岩手花巻(岩手)、ちば緑耕舎(千葉)、JAささかみ(新潟)



■開催目的
(1)命の糧としての「食」を持続的に作りつづける環境とは何かを子供自ら実感し、共有します。
(2)環境保全型農業の成果を資材選択、農法改善という生産現場の側面から確認します。


生き物観察に参加した小さな子供も発表しました。
いろんな生き物がいたと発表をする参加者と生産者
(JAささかみでの生き物観察報告より)
秋田の産地からは「なまはげ」もやってきました。