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「ライフスタイル見直しフォーラム2002」が開催されました 目次に戻る

 11月23日から25日の3日間、東京新宿の新宿パークタワーにおいて「ライフスタイル見直しフォーラム2002」が開催されました。今年で3回目を迎えたフォーラム、今回は「いま行動しよう!100年後のゆたかな地球のために」をテーマに開催され、1000名を越える参加者でにぎわいました。首都圏コープグループからも組合員・役職員65名が参加し、環境問題への理解を深めました。

 会場となった新宿パークタワーでは、23日と24日の二日間にわたって13の課題別フォーラムが開かれ、地球温暖化防止に向けたライフスタイル見直し活動として、「フロン問題」、「炭素税」、「環境教育・学習」など、幅広いテーマで話し合われました。
 京都議定書の締結により、わが国も基準年の1990年の値に対して、6%の温室効果ガスの削減に取り組まなければなりません。
 25日の全体会フォーラムでは、失われた10年という経済の低迷にもかかわらず、温暖化ガスの排出は、この10年で現状維持または微増だったものが、明らかに増加に転じている現状が指摘されました。基調講演では、東京大学国際・産学共同研究センター長の山本良一教授より、温暖化ガス削減に向けての方向性を提示いただきました。
 全体フォーラム後半の討論会では、「こうすれば減らせる温室効果ガス」をテーマに、企業からイオン株式会社の取組み、自治体から東京都の取組み、環境問題に取り組むNPOの活動など、各方面より現状が報告され、会場の参加者と活発なやりとりが行われました。全体を通して参加者それぞれが、自分のくらしを振り返り、何ができるのかを考えるきっかけとなるフォーラムとなりました。

 首都圏コープ事業連合は、ライフスタイル見直しフォーラム2002実行委員会の一員として準備段階から加わったほか、23日の課題別フォーラムの一つ「リターナブルびん最新情報から〜来て、見て、さわってみんなで考えよう」の運営にも、主催団体である、びん再使用ネットワークのメンバーとして参加しました。

「ライフスタイル見直しフォーラム2002」
ライフスタイル見直しフォーラム2002実行委員会と環境省が主催し、東京都と共催で行われました。 フォーラムは以下の趣旨で今年3回目を迎えました。

*ライフスタイル見直しフォーラム2002開催趣旨より
 1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットから10年を経過し、本年8月から9月には「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット)」が開催されました。また、1997年12月に開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)からちょうど5年になります。COP3で採択された京都議定書の発効も目前に迫ってきました。日本でも京都議定書を締結し、温室効果ガスの6%排出削減のための準備が進められています。
 地球温暖化問題は、人類が引き起こした最も重大な環境問題の一つであり、このままでは深刻な悪影響が起こると予想されています。大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ地球温暖化を防ぐためには、京都議定書の目標の達成だけではなく、その後もさらに大幅に温室効果ガス排出量の削減が必要です。そのためには大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造を変えるためのライフスタイルを改革しなければなりません。
 既に多くの機関、団体がライフスタイルの改革を目指して取り組んできていますが、具体的な成果を上げることはなかなか難しいことです。大幅な温室効果ガスの排出削減に結びつくライフスタイルを創りだすためには、これらの団体がネットワークを広げ連携して活動し、社会のあり方を変えていくことが必要とされています。
 私たちはこれまで2年連続して「ライフスタイル見直しフォーラム」を開催し、多くの市民、環境NGO、消費者団体、労働組合、宗教団体、経済団体・企業、行政機関の参加をいただき、情報交換をし、交流を深め、実践的な活動を促してきました。今年も、京都議定書発効を控え新たな問題意識を持って引き続きフォーラムを開催し、さらに幅広い運動を展開していきます。
25日行われた全体会の模様。会場いっぱいに約500人が参加しました(新宿パークタワーにて)
*写真提供:東京都生協連
討論会では企業、自治体、NPOなど、温暖化防止への活発な取り組みが発表されました(新宿パークタワーにて)