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(特活)21世紀コープ研究センターと立教大学大学院の共同による公開講座がスタート 目次に戻る

 9月28日(土)東京豊島区の立教大学において21世紀コープ研究センターと立教大学大学院による共同企画連続公開講座の第1回が行われました。

 21世紀コープ研究センターのNPO法人認証を記念する講演会も兼ねた今回の公開講座は、今、「長期停滞」(ちくま新書)で注目の慶応義塾大学教授金子 勝さんを迎え、「見たくない思想的現実を越えて−新しい価値の創造」と題して開かれ、100名を越える参加者でにぎわいました。

 金子教授は、経済学はこの1/4世紀、インフレを押さえるための政策について追求してきており、このデフレ下の現状に対応できていない、また、現在の経済政策の主な論調である構造改革・規制緩和は、80年代のインフレ時の政策であり、的はずれであるとし、IT革命の本質(失業を伴うドラステイックな構造変化)についてなど、わかりやすくお話をいただきました。

 特に、現在、日本の社会制度は腐敗しており、そのために責任あるルールを確立することによる、制度と市場の改革が求められていること。その改革によって、新たなモデルが創造されるであろうというお話に、会場の参加者も大いに頷いていました。

 予定時間を超える先生のお話に、会場からの質疑の時間も短くなりましたが、誰もが見たくない現実と向き合いつつ、いま何が求められているのか、参加者の多くが考えさせられた2時間でした。

 尚、21世紀コープ研究センターは、この9月2日付けで東京都より、非営利特定活動法人(NPO)認証をいただきました。21世紀コープ研究センターでは、これからも、誰もがいきいきと豊かに暮らしていける社会、そうした社会を創造する人材の幅広い育成を目指して、セミナーの開催やさまざまな取組みを行って参ります。どうぞご期待ください。


【講演をいただいた金子教授】

【熱心に話を聞く会場の参加者】

■これからの講座予定

【第2回】
 日 時:2002年10月5日(土)15:00〜17:00
 会 場:立教大学池袋キャンパス10号館204
 講 師:加藤 敏春氏(国際大学グローバル・コミュニケーションセンター教授)
 テーマ:「コミュニティ・パートナーシップの構築へ〜エコマネーとコミュニティ・ビジネス」



【第3回】
 日 時:2002年10月12日(土)15:00〜17:00
 会 場:立教大学池袋キャンパス8号館304
 講 師:永井 隆雄氏(経営コンサルタント・日本大学講師)
 テーマ:「組織人事から見た21世紀社会のデザイン」



【第4回】
 日 時:2002年11月16日(土)15:00〜17:00
 会 場:立教大学池袋キャンパス8号館101
 講 師:浅野 史郎氏(宮城県知事)
 テーマ:「地方を変える 日本を変える」(仮題)



【第5回】
 日 時:2002年11月30日(土) 15:00〜17:00
 会 場:立教大学池袋キャンパス10号館204教室
 講 師:甲斐 徹郎氏(エコロジー住宅市民学校主催)
 テーマ:「森のある住まいづくり」(仮題)

*第6回以降は、以下の方々をゲストに予定しています。
開催の日時につきましては、決まり次第、順次お知らせしてまいります。
・伊藤助成氏(日本経団連1%クラブ会長)「活力ある日本社会をつくるために」
・宇沢弘文氏(東京大学名誉教授)「永続可能な社会の農村・教育・医療・金融」
・斎藤 槙氏(企業の社会的責任コンサルタント)「企業評価の新しい尺度―戦略的社会貢献とは」
・指田朝久氏(東京海上リスクコンサルタント)
・森まゆみ氏(作家)「まちづくりとNPO」