ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
Home > トピックス目次 > トピックス記事

秋田県小坂町で「ポークランド産豚肉公開確認会」を開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は、8月9日と10日の二日間、秋田県小坂町において「ポークランド産豚肉公開確認会」を開催、会員生協組合員35名など、全体で103名が参加しました。

 首都圏コープ事業連合は、消費者が安心して食べられる農(畜)産物の供給に向けて、1999年から生産者と消費者で一緒に、栽培履歴をはじめ生産物の安全性を確認する公開確認会を全国の産地で開催し、これまで22の主要な産地で実施してまいりました。
 昨年9月のBSE発生と、この間、産地の偽装や表示偽装が相次いで明るみになるなか、食品の安全に対する消費者の不安が高まっています。首都圏コープ事業連合の公開確認会の取り組みに対し、消費者である生協組合員の関心は高く、公開確認会への参加を前に受講が必要な「監査人講習会」には、今年度これまで4会場で150名を超える受講をいただきました。

 今回の「ポークランド産豚肉公開確認会」は、畜産の産地として、この6月に行った北海道えりも町での産直肉牛の公開確認会に続き2会場目となったもので、生産者、消費者、生協、行政関係者など12名の監査人が、監査手順に基づいて9日朝からポークランドの豚舎を見学しました。
 また同日午後からは、小坂町の「小坂町セパーム」で参加者全員による公開確認会が開かれ、有限会社ポークランドと、豚肉の解体・加工を行う株式会社ミートランドよりそれぞれ事業内容の説明を受け、監査人からの質疑を行ったほか、10日は、朝からミートランドの加工場を全員で視察した後、鹿角市のJAかづの農協本所において各監査人から所見の発表を受け、まとめを行いました。

 首都圏コープ事業連合は、1998年10月に、かづの農業協同組合と産直提携を結び、安全な食肉の供給をつなぐ関係をつくってきました。かづの農協では、消費者の食の安全性への関心の高まりに対し、飼育豚の出荷前2ヶ月について、飼料をノンGMO(非遺伝子組換え)飼料へ転換するなど、積極的な取り組みを行ってきたほか、BM技術を使った農業実践は、野菜や果樹栽培など、環境保全型・地域循環型農業へ先進的な広がりとなっています。中国産野菜の残留農薬問題や、日本ハムグループによる牛肉偽装が明るみになるなかで行われた今回の豚肉の公開確認会では、お互いにこの4年間、トレーサビリティを確認できる関係をつくってきたこと、その成果を互いに力づよく確認し合う機会ともなりました。

「ポークランド産豚肉公開確認会」の模様(2002.8.9−10)

会場:秋田県鹿角郡小坂町「小坂町セパーム」にて

ポークランドの農場内を視察中の模様。(有)ポークランド社長の豊下勝彦さんが場内を案内。当日は、地元のテレビ局、新聞社からも多数取材いただきました。(9日、小坂町「ポークランド」にて)
公開された資料に見入る参加者。入出荷の伝票や、実際に使っている飼料の内容が分かる配合表、飼料の現物も添えられ、参加者は、それぞれ熱心に閲覧していました。(9日、小坂町セパームで)
豚肉の解体・加工を行う(株)ミートランドの工場内を視察する参加者。SPF豚のため、外部からの病原菌の侵入阻止への対策や、工程の区分管理が厳重になされていました。(10日、ミートランドにて)
公開確認会の会場では、12名の監査人から、生産から製造加工、出荷に至る質問がそれぞれ出され、緊張したなかで質疑が行われました。(10日、JAかづの本所にて)
公開確認会の会場。生産者、消費者など100名以上が参加し、二日間にわたって生産から出荷までの確認を行いました。(10日、JAかづの本所にて)