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首都圏コープ2002年環境フォーラムを開催しました 目次に戻る

 首都圏コープ事業連合は、7月19日(金)、東京杉並の大学生協会館ホールにおいて、「首都圏コープ2002年環境フォーラム」を開催しました。当日は、日射病になりそうな暑い日にもかかわらず、各会員生協の理事さんや、担当職員、関連会社や取引先の担当、連合会の職員など、およそ120名が参加しました。

 10回目を迎えた環境フォーラム、今年度は二人の講師をお迎えし、それぞれの調査、研究、活動などをもとに、環境についてご講演いただきました。

 気候ネットワーク代表の浅岡美恵氏は、地球規模での環境の実態と将来について、京都議定書以後の世界の動き、日本の実態と将来、私たちからできること、などをお話しいただきました。京都の真冬日が30年くらい前と比べて、100日から5〜6日になっていること、オセアニア地域のサンゴ礁の島では、水没が始まり、移住を決めたものの受け入れてもらえず、「環境難民」が生まれつつある話には、会場中が息を呑みました。「京都議定書もなんとか発効にこぎつけたが、世界的には足並みがそろわないという状況のなかで、いま頼りにできるのは、消費者市民が力を持つこと、生協は、その先頭に立てると思います。」と期待の言葉をいただきました。

 芝浦工業大学環境システム学科講師の渋江桂子氏は、環境生態学の視点から、人間と生物の共生について、ホタルを例に話されました。水田は「人里種」と呼ばれる生物たちにとって、ほんとうになくてはならないものであること、また人間も生物の恩恵を受けていることなど、日本の伝統的な農村システムの偉大さ、すばらしさに改めて気づかされました。首都圏コープグループで取り組んでいる、ささかみの産地交流について渋江氏は、「定期的な生き物観察会の取り組みを通し、昔ながらの田んぼの生き物が戻ってきたという話には、とても感動しています。ここで、子どもやおとなたちが、真の共生の空間を体験している。大切な取り組みだと思います」と述べられました。

 最後に2002年度環境表彰の特別賞が、(株)ジーピーエスに授与され、会場からは暖かい拍手がわき起こりました。今回の受賞は、農薬削減プログラムの推進や、公開確認会の実施に努力していること、また、2000年度第6回環境保全型農業推進コンクールにおいて、提携4産地が入選、受賞するなどの業績が評価されたものです。