首都圏コープ・BSE調査視察補足資料
今回のBSE調査視察は、BSE発生国イギリスにおけるBSE感染以降の対策と変化を学ぶ目的で行われました。
期 日:2002年5月19日(日)から5月26日(日) 8日間
参加者:首都圏コープ事業連合山本伸司商品統括本部長を団長に、生協役職員、研究者など8名で構成

牛乳生産者を訪ね、BSE感染牛が見つかった当時とその後について取材中の調査団 (5月21日)
■主な視察先
- 5月20日(月)
- Food Commision UK
*食品、栄養に由来する様々な問題に取り組み、広範な消費者問題に関する調査・報告を行っている民間の調査研究団体。
National Farmers Union
*イングランド及びウェールズの農家、畜産農家を代表し、1908年に設立。
農業を推進し、高品質の生産物を国内外の消費者に提供することを目的としている農業団体。
6万世帯の専業農家が加わっている。
Food Standards Agency(食品基準庁)
*2000年4月に発足。食品消費に伴って起き得るリスクから国民の健康を守り、食品に関連して消費者の利益を保護する、行政から独立した国の機関。フードリスク評価、管理、情報公開の機能を持ち、アドバイスとインフォメーションを国民と政府に提供している。
5月21日(火)
- Canfields Farm
*ウエストサセックスのオーガニック牛の肥育農家。
Pallinghurst Farm
*ウエストサセックスの乳牛農家。135頭のBSE感染牛が発生している。
5月22日(水)
- Waitrose & Coop
*ケンジントン地区の生協店舗で供給状況を視察。
5月23日(木)
- ロンドン市内の議員会館にて、生協を母体に議員活動をしている下院議員ガレス トマス議員に面会。合わせて議会の科学技術調査担当者と面談。
5月24日(金)
- Consumers’Association
*消費者の利益擁護のための民間会員制組織。政府や業界に対して、消費者団体として発言を行っている。BSE問題が発生した際は、FSAと連携して、消費者への正しい情報提供に寄与した。
|