ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
Home > トピックス目次 > トピックス記事

第9回農法研究会ならびに第5回農薬削減プログラム全体会を開催しました 目次に戻る

首都圏コープ事業連合は、1月31日(木)、東京千代田区一ツ橋の日本教育会館において、第9回農法研究会ならびに第5回農薬削減プログラム全体会を開催、生産者、組合員、生協役職員等、合わせて240名が参加しました。

今回の農法研究会並びに農薬削減プログラム全体会では、首都圏コープ事業連合および、首都圏コープ生産者・消費者協議会、(株)ジーピーエス、生産者の各取り組みを中心に、2001年度、各産地での農薬削減、資源循環型農業への取り組みが報告されました。

安全な農産物を求める消費者の要望に応え、農薬を使わないで農作物を作る事は、非常に大変な事です。 そのための取り組みは作物によって異なり、各生産者部会からは、「防虫ネットを張って農薬を使用せずに作物を害虫から守る」(葉菜部会)、「太陽熱殺菌による土壌消毒」(根菜部会)、「全産地での除草剤の不使用の達成」(りんご会議・柑橘会議)、「種子消毒を温湯浸漬へ変更の努力、空中散布中止の取り組み」(米産地会議)など、それぞれの取り組みが報告されました。また、首都圏コープ生産者・消費者協議会(生消協)からは、硝酸態窒素削減プロジェクトによる過剰施肥の見直しの取り組みが合わせて報告されました。

今回の報告会では、農薬削減の取り組みに留まらず、有機認証取得に向けた生産地の取り組みが報告されたのが注目されました。
2001年度これまでに、首都圏コープグループの生産者で有機認証を受けた生産者は209名、793圃場で計177haに達しました。その他、畜産部門においても、牛肉のトレーサビリティー確立に向けた牛肉生産者と連合会商品部の共同の取り組み、鶏卵生産者においては、飼料大豆ミールのノンGMO化(非遺伝子組換え)の取り組み等が報告されました。
特別報告では、新潟県笹神村の循環型農業・社会をめざした地域あげての取り組みが報告されるなど、首都圏コープグループの農薬削減、資源循環型農業への取り組みの到達点が参加者全体で確認されました。

今後は、これまでの取り組みを踏まえながら、「農薬削減プログラム」から「総合的な環境保全型農業推進プログラム」へと深めていくために、会議の名称も「環境保全型農業推進会議」へと改称・発展させることが確認され、首都圏コープグループの取り組みも「農薬削減」中心の取り組みから「環境保全型農業」へ、幅広い取り組みへと大きく舵をきった集会となりました。

■第9回農法研究会ならびに第5回農薬削減プログラム全体会(2002.1.31)参考

当日は以下の報告・発表が行われました。
第1部  首都圏コープ事業連合の環境保全型農業推進に向けた取組み
■基調報告
農薬削減プログラムの成果と環境保全型推進への飛躍   首都圏コープ事業連合

■特別アピール
ささかみ食農協 ささかみ食料と農業に関する推進協議会 ―村をあげての地域循環型農業の取組―
ちば緑耕舎 千葉県での農薬空中散布中止に向けた地域の取組み
JAつくば市谷田部 生産者全員によるエコファーマー認定の報告
首都圏コープ事業連合 狂牛病の対応と産直牛肉産地のトレーサビリテイー確立の取り組み

第2部  各産地・各部会の取組みと成果・農薬削減プログラムの達成状況
鶏卵部会 非遺伝子組み換え大豆ミールの試料実験報告
酸態窒素削減プロジェクト 生消共同による亜硝酸態窒素削減に向けた取組み
近郊産地根菜部会 各種無農薬栽培実験の拡大 *土消毒、除草剤不使用に向けた取組み
近郊産地果菜部会 天敵資材導入による農薬削減の取組み
りんご会議 優先排除農薬不使用の取組み
柑橘会議 殺虫剤、殺菌剤削減の取組みと課題
米会議 ふーどの取組みの拡大と種子消毒・除草剤削減に向けて
有機部会 JAS有機認証取得にむけた取組み