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第2回 農業問題を考える連続討論会が開催されました 目次に戻る

首都圏コープ事業連合は、12月22日(土)、東京神田の御茶ノ水スクエアにおいて、「第2回農業問題を考える連続討論会」を開催し、役職員・生産者など約140名が参加しました。

連続討論会は、「産直と環境の生協グループ」を掲げる首都圏コープグループが、これまでの長い産直活動の経験を踏まえ、多くの課題を抱える農業問題に対してどのような事ができるのか、また農業問題においてもグローバル化が進むなかで、国内の生産者とどのような協力関係を持てるのか展望することを目的に、今年度3回の開催を予定しているものです。

2回目の今回は「農業問題で生協の果たす役割は何か−日本の農業への貢献、食の問題」をテーマに、 さまざまな分野の7名の方々をパネリストにお迎えし、異なった視点から問題提起をいただきました。 生協自身 、産直を実践してきながら、農産物の生産を生産者に依存し「食べる人」だけになっていなかったか?との主催側からの提起に、農業ジャーナリストの土門 剛氏は、「競争システムの働かない産直は生産者を甘やかしているのでは?」と問い、農林水産省・農林水産政策研究所長 篠原 孝氏は「賢い消費者はフードマイレージという概念を用いて身近な所で取れたものを食べるようになってきている」など、それぞれ生協への率直な意見がだされました。

今後、これからの連続討論会では、議論を@日本の農業を競争力あるものにするために首都圏コープグループは何を行なうのか、Aグローバリズムをグループの農産物供給事業のなかでどのように捉えるのか、を中心に討議を行っていく予定です。

■第2回 「農業問題を考える」連続討論会(2001年12月22日)パネリストの方々

首都圏コープ事業連合 商品本部長 山本伸司(やまもとのぶじ) 首都圏コープグループの食と農業の政策
成蹊大学 経済学部教授 本間正義(ほんままさよし)氏 食料と農業を考える
農林水産省 農林水産政策研究所長 篠原 孝(しのはらたかし)氏 地産地消で循環型社会を
農業ジャーナリスト 土門 剛(どもんたけし)氏 ボーダレス時代の農産物のトレーサビリティ
首都圏コープ生・消協議会 代表 石澤直士(いしざわなおし)氏 当たり前に安全な食べ物作りをめざす
神奈川ゆめコープ 理事長 金子朝江(かねこあさえ)氏   「食育の社会化」を事業にする!!

■当日ご報告いただいたゲストの方々

成蹊大学経済学部教授 本間 正義 氏
農産物の価格形成、農業資源活用の上での企業の参加問題、食の安全保障とコスト問題、WTOの一員である日本のアイデンティなど、多岐の問題を提起されました。
農林省農林水産政策研究所長 篠原 孝 氏
「地産地消」=フードマイレージは、流通を短くする。「旬産旬消」と共に、21世紀を生き抜く知恵と語りました。
農業ジャーナリスト 土門  剛 氏
「生消提携」は、常識に合ったコスト競争に耐えられるか、生協は消費者・生産者どちらの味方か!?など、厳しい切り口で課題を投げかけられました。