21世紀コープ研究センター「第1回公開セミナー」(2001.11.3)資料
■開催要旨
21世紀の世界で生きるために、不可避な課題をセミナーのテーマとして取り上げます。その一つにグローバリゼーションがあり、IT化とともに、「くらし」のあらゆる分野に影響を及ぼしています。その流れは、米国同時多発テロやついに日本でも発生した狂牛病に見られるように、その国の出来事が一国内の問題にとどまらず、他国の経済やそのシステムに変更を要求するだけでなく、他国民の生活の安全やそれぞれの地域が育んできた文化をも飲み込んでいこうとしています。
そこで、日本を中心に社会の構造変化やその影響をながめ、身近な生活の中で実際に進行している「食」の破壊の意味するものから、グローバリゼーションの本質を究明していきます。
第1回目の今回は、社民党代議士でNGOのリーダーでもある辻元 清美氏と、ジャーナリスト嶌 信彦氏を招いて、折からの狂牛病騒動や米国同時多発テロにも触れながら、グローバルスタンダードに隠されたアグリビジネスの実態(東南アジア等)やWTOの論議の裏にある世界戦略とは何かと、日本における影響を伺いながら、グローバリゼーションの本質を鋭くえぐり出し、今後定常型社会に移行するであろう日本の中で、私達はどういう価値基準を持ち、どの方向を目指すべきかの提言をいただく内容にしたいと考えております。
■パネラー紹介
辻元 清美氏
1960年:(昭和35年4月29日)奈良県生まれ、大阪出身、早稲田大学教育学部卒業。
1983年:民間交流団体「ピースボート」設立。
1993年:エイボン女性教育賞受賞。
1995年:阪神・淡路大震災時にはボランティアコーディネーターとして活動。
1996年:近畿ブロック比例代表から立候補し当選。
現 在:社民党政策審議会長。衆議院予算委員会に所属。「朝まで生テレビ」「ビートたけしのTVタックル」などテレビ、ラジオに出演。
ホームページアドレス http://www.kiyomi.gr.jp/
嶌 信彦氏
1942年:(昭和17年5月5日)中国・南京生まれ、東京都出身、慶応大学経済学部卒業。
1967年:毎日新聞社入社。
1971年:毎日新聞社東京本社経済部勤務。
1981年:ワシントン特派員。サミットはじめIMF、ガットなどの国際会議を取材。
1987年:毎日新聞社退社、フリーとなる。
現 在:テレビ朝日「やじうまワイド」(火曜5:50)BS-i「榊原・嶌のグローバルナビ」(土曜,日曜8:00)TBSラジオ「ニュースズームアップ」(水曜7:00)ほか「ニュース23」「報道特集」などにも出演。東京大学社会情報研究所教育部講師、法政大学法学部講師を務める。この他、雑誌「財界」月刊「Oggi」に連載中。また、サミット取材は20回に及ぶ。
役 職:国土交通省「独立行政法人評価委員会」「これから10年後のくらしを語る懇談会」、都市基盤整備公団「地域懇談会」、内閣官房「日米研究会」の各委員。NPO法人「日本ウズベキスタン協会」(TEL03-3593-1400)会長。インターネット博覧会「国のパビリオン2001大事件」プロデューサー。
ホームページアドレス http://www.mainichi.co.jp/eye/shima/
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