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ホーム > 産直へのこだわり > 産地かあちゃん通信 > 雄勝りんご生産同志会 小野田和子さん
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産地かあちゃん通信 左から和子さん、夫の政広さん、義母の京子さん、義父の政義さん
第24回
小野田和子さん
一生、りんごをつくり続け、「雄勝のりんご」をみんなに食べてもらいたい。
雄勝りんご生産同志会
小野田和子さん
【プロフィール】
実家は兼業農家。和子さんが「東山の熊さん」と呼ぶ夫の政広さんは、雄勝りんご生産同志会の会長。政広さんとは7つ違いで、高校のときアルバイト先で知り合う。卒業後、就職、結婚。仕事を続けたが、辞めてりんごを手伝い15年。最初は手取り足取り教わりながらの作業。いまでも、「大事な!?作業はさせてもらえない…。でもいつか自分の木を持つのが夢」という41歳。

地図

【所在地】
秋田県湯沢市小野字東堺101-7
【主な生産物】
りんご全般

和子かあちゃん産地だより

今年の千秋。無事に実ってくれました。毎日朝8時には5kmくらい離れた山へお弁当を持って出かけ、冬は5時くらいまで、夏は7時半くらいまで作業するという生活が、1年365日の8割くらい。11月に入ると雪が降り出し、そのなかでの作業が私はいちばんつらいかな。2m50cmくらい積もったなか、作業小屋の雪下ろし、りんごの枝に降った雪はかんじきを履き1本1本払ったりと力仕事がひかえ、また、収穫のときに降ると山に軽トラが入らなくなるので、そりで何回も降ろすことになり大変。15年間でこれがいちばん辛かった。最近は熊が出るので、見通しをよくするためりんご山の木を払うんですが、うるしがあるとかぶれてしまい、かゆくて困っています。

私たちが1年のほとんどを過ごすりんご山です。でもね、りんごの仕事は、春の花の時期から育てて実がなり、収穫という、四季の移り変わりを見ながらの作業。今、紅葉がきれいですよ!収穫作業が天気のいい日は、「りんご屋でよかった!」と思います。それに、組合員さんのところへ届くのを想像しながら作業するのが楽しいんです。産地カードなどいただくと、がんばらなきゃって思います。味方といえば母。もう75歳だけど、りんごの作業もやり、一足先に戻って買い物や晩御飯の支度もしてくれてほんとうに感謝しています。

なめこです。昨年に植菌したもので、10月の稲刈り・りんご狩りツアーの時、組合員のみなさんに芋の子汁の具として食べていただき大変好評でした。夫とは四六時中、一緒なので、昔はやさしかったんだけど、ときどき口げんかします!?「またおんなじこと聞くのか?」って。いまでも大事な仕事、摘果や剪定など、やりすぎると木や次の年の花芽を痛めたりするような作業はあまりさせてもらえない。でも雄勝では気候の恩恵で、ほとんど木と日光の力だけでおいしいりんごができありがたいです。うちでいちばん古い木は樹齢52年くらい。古くなると、より手がかかり大変なのですが、またそれでおいしい実をつけてくれるので大事にしたい。私も“自分の木”をいつか持ちたいです。剪定から摘果、葉つみなどすべて任せてもらって、自分の手で育てて実を生らせたい、それがひそかな夢です。

園地のりんごの花でつくった押し花のはがきとしおり。“ふじ”はおいしいので増やしたいのですが、収穫が雪の時期で作業が大変。なるべく斜面を避けて植えるなど工夫してますが、年をとってくるとできるかなあと危機感を持っています。“ふじ”の行く末は高齢化と後継者問題とかかわってくるかも!?雄勝も若い生産者でも40代です。

私の夢は、一生「雄勝のりんご」をつくり続け、食べてもらうことです。でも後継者不足が深刻な悩み。このりんご畑を私たちで終わらせたくないのが本音です。できることなら、宝くじ2億円を当てて園地内にりんごづくりを学べる施設をつくり、後継者を育てたい…。りんごの仕事はもう30〜40年は、いや死ぬまで続けられると思ってはいますが、でも、「りんごづくり後継者求む!来たれ雄勝へ!!!」わたしの大きな大きな夢です(笑)。

〈産地紹介〉
奥羽山脈と出羽丘陵の谷間の、2m以上の積雪となる横手盆地の最奥地豪雪地帯。12月〜4月上旬まで閉ざされ、4月下旬〜5月上旬、りんごが一斉に花開き、短い夏のあと、収穫の秋に入ります。小野小町の出生地、温泉の町としても有名で、秋の宮温泉郷、岩井洞、銀山などの名所があります。今から20年前、多摩消費生協(東京マイコープの前身)と取り引きを開始。樹体本来の活性力、生命力を高める工夫をしながら、より安全な農産物を生産しています。

小野田家のとっておきレシピ

何といっても!! 生ジュース!

りんごをジューサーで絞り、クッキングペーパーでこして澱を取り除くと、冷蔵庫で2〜3日は日持ちします。市販の物と違いストレートの100%生ジュースは桁外れにおいしいです。

カレーを数倍おいし〜くする『紅玉』

カレールーを入れる前に『紅玉』を2〜3コすり下ろし煮込み、ルーを入れ、最後に生クリームを入れて完成!辛口のルーを多めに入れても、『紅玉』と生クリームの効果でまろやか!!大人の辛さをご堪能下さい。

健康管理にはりんご酢だ!

材料

りんご…4kg(王林を使うと香りがひきたちます)
砂糖…4kg
酢…1升

作り方

  1. りんごを水洗いし4つ割にして芯・種を取り除き、砂糖・酢を入れよくかき混ぜる。砂糖が下に沈殿しやすいので2日に1回かき混ぜる。これを4〜5回繰り返す。砂糖が完全に溶け込んだら3カ月ねかせます。
  2. 3カ月経ったら汁をこします。汁を鍋に入れ一煮立ちさせ、アクをとって静かに冷めるのを待ち、完全に冷めたら完成。
    りんご酢2:水8で夏ばて防止、気分最高のドリンクの完成です。野菜サラダのドレッシグにもなります。ご賞味下さいませ。
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