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ホーム > 産直へのこだわり > 産地かあちゃん通信 > オーリア21 高橋美菜さん
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産地かあちゃん通信
第22回
高橋美菜さん
大潟村で、妻として母として、また農業者として、根を張り続ける。
オーリア21
高橋美菜さん

▲昨年のファームステイにて。左から夫・浩人さんのご両親、美菜さん、ご長男、ファームステイしたコープやまなしの組合員さんのお子さん、コープやまなし職員の金子さん。

【プロフィール】
ブラジル出身の39歳。ご実家は花栽培(蘭)の農家。お父さんが山形県出身で、山形市の土木課で海外技術研修も経験。夫の浩人さんとは、浩人さんがブラジルに農業研修に訪れた際、知り合ってその後結婚。農業歴は結婚してからの14年。やることすべてが初めてだったので、大変だったけれど楽しかったそうです。家族構成は夫婦、長男、浩人さんのご両親の5人家族。
地図【所在地】
秋田県南秋田郡大潟村。ここは、八郎潟という大きな湖を干拓してつくられたため、湖底に有機物が堆積しており、肥沃な土地です。稲作のためにつくられたような土地なので、1枚いちまいの田んぼの面積が大変大きいのが特徴です。
【主な生産物】
米、メロン、野菜類

美菜かあちゃん産地だより

5月は、田植え前の一年で最も忙しい時期です。私は、稲の苗管理を担当しています。今年は天候が悪く、寒い日が続き、苗の生育も遅れていて少し心配していましたが、この頃天候も回復し、5月14日から田植えを行いました。
稲の有機栽培は、種の準備から育苗までがひとつの難関でしたが、プール育苗を導入してからは安定しました。本田では、病害虫よりも雑草との闘いが主です。夫が除草機を改良したりと工夫していますが、最後は手取り。だんだんコナギが増えてきました。苦労はしますが、環境にも良く、また喜んで食べてくれる人がいるのでがんばっています。夫の両親も年をとり、その分私も主体的にかかわるようになりました。農業は米価の下落が心配です。これ以上、下がらないことを願っています。

子どもは中学1年生で、勉強やクラブ活動などまだ慣れない様子。学生服を着るとおとなになったように見えますが、この間まで小学生。ついつい言い過ぎてしまいます。夫の両親も70歳を過ぎました。まだまだ、仕事に趣味にと元気ですが、老後のことが漠然と気になります。

今年、大潟村の若妻会の体育部長を引き受け、バレーボールやボーリング大会を企画する予定です。オーリア21では奥さんたち(8名)の交流も時々行い、いろいろな話をします。それぞれ悩みはありますが、話すことで気が楽になり、そういった繋がりを大切にしていきたいと思います。

農作業は大変ですが、パルシステムのみなさんとの交流が楽しみでもあり、励みです。オーリア21では子どものファームステイを毎年実施し、農作業体験や田んぼの生きもの観察、海水浴、バーベキューなど、私たちも楽しんでいます。今年はどんなお子さんが来るのか楽しみです。今後とも生産者と組合員さん、職員のみなさんとの交流を大切にしていきたいと思います。

〈産地紹介〉
オーリア21はもともと、コープやまなしとの交流が深く、『あっこちゃん』という独自米も作っています。若い生産者が多く、パルシステムへは、オーリア21と花咲農園との集合体である「大潟村産地会議」として米を出荷。大潟村は有機栽培にも適しており、パルシステムの予約登録米のふーど米の約3分の1はこの産地の米。公開確認会もすでに行われています。

高橋家のとっておきレシピ

夫の両親が直売所用にいろいろな野菜を栽培するようになり、それらを使った料理を工夫しています。とれるときは、食べきれないほどになるので、保存用にトマトソースなども作り好評です。また、秋田県には「きりたんぽ」をはじめ郷土料理も多く、とくに自家養鶏の比内鶏で作るきりたんぽ鍋は最高です。
あきたこまちの「だまこもち」

材料

米(1升)、スープ[昆布だし(600cc)、しょうゆ(100cc)、鶏ガラスープ(600cc)、味噌(大さじ1)、みりん(40cc)]、鶏肉、ごぼう、糸こんにゃく、きのこ、ねぎ、せり

作り方

  1. 米を普通に炊き、軽くすりつぶして食べやすい大きさ(ピンポン球くらい)のボール状に丸める。
  2. 4~5人分の鍋に昆布だしと鶏ガラスープを入れ、鶏肉、ごぼうを入れて煮る。やわらかくなったら、しょうゆ、味噌、みりん、1.のだまこもち、糸こんにゃく、きのこ、ねぎを入れて2~3分煮る。
  3. 最後に、せりを入れる(煮過ぎないよう、歯ざわりが残る程度)。
作り方のポイント!!
すりつぶすときビニール袋に入れて袋ごとつぶすと楽です。新米で作るあきたこまちの「だまこもち」は最高。この鍋ひとつでご飯はいりません。「きりたんぽ」よりも手軽に作れるのでわが家ではよく作ります。翌日、味のしみた「だまこ」もおいしいです。
私のふるさと“ブラジル”の料理です
TORTA DE VERDURA(トルタ デ ヴェルドゥラ)

材料

A パイ生地
[卵(2個)、小麦粉(2カップ)、牛乳(400cc)、サラダ油(200cc)、ベーキングパウダー(大さじ2)、塩(ひとつまみ)]
B パイの野菜
[ほうれん草(150g・軽くゆでてみじん切り)、人参(1本・みじん切り)、玉ねぎ( 小1個 ・みじん切り)、オリーブオイル(大さじ2)、塩・コショウ(各少々)]

作り方

  1. Aの材料を全部、ミキサーで混ぜる。
  2. Bの人参、玉ねぎをオリーブオイルで炒め、ほうれん草を加えて塩、コショウで味を調える。
  3. オーブン皿に1.を半分流し、2.を全体に加える。残りの1.を全体に流す。
  4. 170度で30分ほど焼いて串につかなければOK。
    ※冷めてから切り分けてください。
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