千秋かあちゃん産地だより

家族は義父、義母、夫、4歳の息子、1歳の娘と私の6人家族。実家はサラリーマンだったので、農業を始めたのはここに嫁いでからで5年です。現在は娘がまだ小さいので畑には出ず、家事や食事の支度、育児にいそしんでいます。夫は子どもたちのめんどうを良くみてくれるし、両親もとてもいい人たちでありがたく思っています。
私は核家族で育ってきたので、大家族での農業の営みや生活のすべてが新鮮でしたが、最近は居心地がいいことがよく分かってきました。京都の実家には70代の母が一人で暮らしていますが、この冬、体調悪くしたのもあり、冬は農閑期なのでしばらく滞在していましたが、家族が多くて楽しいようです。しかし、農繁期の忙しさは、その時期の記憶がなくなるほどですので、冬の終わりのこの時期は平和なひとときなのかもしれません。
現在の悩みは、4歳の息子のおけいこ事のこと。前向きに取り組める方法について四苦八苦しています。自分自身の趣味は、やりたいことがたくさんありすぎて恥ずかしくて言えませんが、音楽関係の大学を出ているので、将来機会があれば何かできればと思います。
現在、畑では4月いっぱい剪定、枝拾いと焼却作業、薪運びや炭づくり、大雪被害のぶどう棚修理などを行っています。4月下旬になるとりんごが開花し、夏ごろまで忙しく、その後、収穫を迎えます。減農薬は、上を見てもきりがありませんが、この地域では最も推進して取り組んでいます。利用していただく組合員さん、ご指導・提案をしていただく生協関係の皆様のおかげだと感謝しております。リンゴの木やぶどうの病気と、日々ぎりぎりの攻防ですが、幸い夫は迷わず農家を継いだ人で、防除の方法なども昔ながらのやり方を調べたりして楽しそうにやっているのを見ると、和やかな気持ちになります。
青木農園は、パルシステムの産直産地のなかで最も古い産地のひとつで、東京マイコープの前身、あけぼの生協と1970年に取り引きを開始して以来、30年数年のお付き合いです。現在は、その産直を始めた義父母の昌徳さんと佳代さん、息子夫婦の賢一さん、千秋さんの4人で栽培しています。