ホーム > 産直へのこだわり > 産地かあちゃん通信 > （農）米沢郷牧場　近野明子さん

『産地かあちゃん通信』目次へ戻る 第15回 山形県南東部、高畠町にある米沢郷牧場は美しい山々に囲まれた自然豊かな土地です。 それを最大限に利用し、稲作を主体に果物・野菜・畜産の有畜複合経営（有機農法）で、BMW技術を使った循環型農業に取り組み、農民の自立と、安全な農畜産物の生産を目指しています！ （農）米沢郷牧場　近野明子さん 山形県で生まれ育ち、高畠町の青年団では農業や政治の討論会や研修で活発に活動。米沢郷牧場女性部の元会長で、高畠町の町づくり委員としても活躍。現在は女性部で「講習会係」として、石けん作りや料理教室などを企画して活気あふれる女性部づくりを目指しています。 明子かあちゃんのレシピ 米沢郷のだし 簡単に素早くできる夏場の滋養の料理です   きゅうり2本、なす小3個、青しそ4枚、みょうが2本、蒸し鶏（ササミまたはムネ肉）200g、だし醤油（かつお節・昆布・醤油） 1. だし醤油をつくり、冷やす。 2. 鶏肉は蒸して粗みじん切りに。野菜もすべて粗みじん切り にする（なすは水に入れてあくをぬく）。 3. 2を混ぜ、1のだし醤油を入れてでき上がり。 ※温かいご飯や麺、冷や奴、酒の肴にどうぞ。枝豆・とうもろこしを加 えてもおいしいですよ。 ※近野家オリジナルバージョン（おとな向け） 辛ナンバンを加え、だし醤油の代わりに醤油と酒で味付けをし、氷を 浮かべます。これを食べれば、昼寝はぐっすり！　つかれはすっきり！！ レタス20個だって工夫すれば食べきれるんよ！ ▲米沢郷の風景 現在13名が参加する米沢郷牧場女性部は、役員を交代で行い、全員で楽しく活動しています。「総会から始まって、お花見、さなぶり（田植え後のお祝い）、雨が降らなければ“雨乞い”を」。雨乞い？！「カラオケに行って、みんなで歌うんよ、雨の歌限定で。今年は雨乞いの前に雨が降ってしまったけど（笑）」。田んぼや畑の手入れに忙しい毎日ですが、とっても楽しそう。「忙しいって言ってるだけじゃダメ。何かに関わっていると、気づくこともたくさん出てくるんよ」と明子さん。今年6月テレビで放送された「レタスの廃棄処分」を見ていると「自分の手足をもがれるよう」だと言います。「産地を知って、採れ過ぎなら食べ方を工夫して食べきる努力を。うちではレタス20個をお漬物にしたり、炒めたりして家族6人で食べきりましたよ」。今年は女性部で料理教室を企画。「忙しいとつい定番に…。だからみんなで新しい料理にチャレンジ！」。いつも明るくほがらかで、何でもできちゃう素敵なかあちゃん。前向きな姿勢、見習いたいです。