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『産地かあちゃん通信』目次へ戻る 第10回 減農薬・減化学肥料栽培「ひとめぼれ」でおなじみJAいわて花巻は、イーハトーブの大地に根ざした環境にやさしい農業を行っています。東和町は管内の南東部に位置しており、田植え・草取り・稲刈りの交流などを通じて人と人との親交を深めています。 JAいわて花巻東和支部　多田保子さん 元JA職員で婦人部の活動に9年間かかわる。現在は工房「あのね」の中心的な存在として、豆腐、おからクッキー、りんごのケーキなど地場産の素材を使った加工品を販売。その他公民館の指導員として子どもたちの放課後の居場所作りの活動も。 保子かあちゃんのレシピ りんごのパウンドケーキ 特産のりんごを使った、 砂糖控えめバター不使用の 体にやさしいケーキ りんご1個、小麦粉250g、ベーキングパウダー小さじ1、重曹小さじ1、砂糖150g、卵2個、サラダオイル150cc 1. りんごを6等分にして5ミリ程に切る。小麦粉とベーキングパウダー、重曹をあわせふるう。 2. 卵をボールに割り入れ、よくほぐす。砂糖、オイルを加えてよく混ぜ、切ったリンゴを加える。 3. 2に1の粉を加え、型に流し込み180度のオーブンで約50〜60分焼く。 ※準備は15分。簡単でおいしいですからおすすめです。クルミや干しぶどうをお好みで加えるとまた違った味が楽しめますよ。 楽しんで「生きる」 ▲工房「あのね」 「メジャーデビューしてからですけどね、イチローの大ファン！」という保子さん。いつかはアメリカに行こうと願いつづけて、ついに今年6月、お友達と二人でシアトルまで野球観戦に。「夢は思えば必ず達成するのよ」と言い切る保子さんは、30年かかって念願のセカンドハウスも手に入れました。 また保子さんは「夫が49歳で亡くなったあと、“生きる”ことについて考えた」と言います。「人のために何かすることが好き」で、工房や公民館の仕事であちこちを駆け回る毎日。「でも自分は大切にしようと思っています。“生きる”って楽しくないとね」。「人はそれぞれ生きがいをもって、好きなところを伸ばしていけばいいと思う」と話す保子さんは、ガーデニングや旅行なども楽しんでいます。 「来年もまたシアトルに行きたいなぁ。でも、子どもの結婚でそれどころじゃないかも？願えばまたいつか…ね！」。