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産地かあちゃん通信
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第9回
県西部の八千代町と県東部の茨城町の2つの支部からなる茨城産直センター。1986年に有機肥料メーカーと有機栽培に賛同する農家とで結成。「生産者と消費者の健康を守る」を掲げています。近郊では珍しい果物の産地で、「メロンすいか祭り」など組合員との交流も盛んです。
茨城産直センター 小林徳子さん
茨城支部女性部「葉菜野果(はなやか)クラブ」の会長をはじめ、女性初の首都圏コープ近郊産地根菜部会副会長など多くの役員を務めています。農家に生まれ、OLを5年経験した後、23歳で就農。「建築関係の会社を経営する夫とは、お互い経営者としてアドバイスしあってます」。
葉菜野果クラブホームページ
http://www14.plala.or.jp/hanayaka/
※新しいウィンドウで開きます。
徳子かあちゃんのレシピ
さつまいものケーキ
炊飯器でおやつをつくろう
さつまいも200g、小麦粉150g、ベーキングパウダー小さじ2、三温糖80g、塩ひとつまみ、卵2個、牛乳100cc、水50cc、マーガリン大さじ1、黒ごま少々
1.
さつまいもはふかして皮をむく。電気炊飯器5号炊の内釜にマーガリンを薄く塗り、ごまを振りかけておく。
2.
ボールに小麦粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ、砂糖と塩を加えさらに混ぜる。
3.
ミキサーにさつまいも、卵、牛乳を加え混ぜ、2のボールにあける。ミキサーに水を入れて混ぜ、それをボールにあける。
4.
3にマーガリンを加え、泡だて器でよく混ぜ合わせる。
5.
内釜に生地を流し入れ炊飯し、スイッチが切れたら網の上で冷ます。
※
手軽にできるので試してみてください。5でサイコロ状に切ったふかしいもを加えるともっとしっとり感が味わえますよ。
母から教わったこと
▲トラクターに乗る徳子さん
「小さい頃から両親を見て、辛い仕事だと思ってきたけど、OLをしたら違って見えた。もっと楽しめるのでは? と思って」農業の道に。「就農して最初に父からトラクターの運転を教わったの。コレは面白い! と思ってね(笑)」。とはいっても、自然相手の農業。「今年は台風がね……。くじけそうなこともあるけど来年がある! って思える」。徳子さんには忘れられないことがあります。「OL時代、夏は冷房の中で汗をかかない生活だった。それが農業をして今までにないものすごい汗をかいたとき、さわやかな風が吹いてとーっても気持ちよかったの。そのとき、“あぁ一生百姓やっていくな〜”と思ったのよ」。23歳の時の体験が今も徳子さんを支えています。「自然の力はすごい。母も畑に出ると調子がよくなるの」。徳子さんは実のお母さんの介護もしています。「母のおかげで、家族の絆が一層深まりました。母中心の生活は、人は助け合って生きていること、思いやりの大切さを改めて感じさせてくれた。農業も介護も何でも心の持ち方しだいよ!」。