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次世代を担う 産直産地“若手生産者”紹介


【第6回】ポークランドグループ


この地で、だれもが簡単に、またお年寄りも若い世代も共存して就農できるシステム─しかもそれが地域の活性化につながるようなもの─をつくっていきたい。

ポークランドグループは養豚を中心にした会社組織。もともとはJAで“大型養豚団地でSPF豚を育てる”という構想があり、そのとき職員で担当していた豊下代表が後を引き継ぐかたちで、平成7年に(有)ポークランドを立ち上げたのが始まりです。とかく敬遠されがちな養豚に若者が集まり、元気でいきいきと働いています。代表の豊下勝彦さんに紹介していただきます。

代表 豊下勝彦さん

養豚はもとより、農業さえ未経験。もともとこの地域(小坂町)では養豚農家は不在で、経験者もいません。あわせて、今までにない「SPF豚大規模農場」運営という、さまざまな困難を抱え、本当に手探り状態での出発でした。しかしゼロからのスタートは、逆に経験者特有の固定観念やしがらみにとらわれず、独自の思想や方法をつくりあげる礎になりました。例えばSPFに、BMW技術を導入しようとした際、SPF関係者からは「滅菌思想のSPF管理に菌を使うなんて…」と猛反対されましたが、今これがうまくコラボレーションし、成績や環境面でも非常に良い結果となっています。

養豚は、汚い、臭い、きついの3K職場といったイメージもあり、立ち上げ当初は5人で苦しいスタートでした。しかし、BMW技術を取り入れたSPF豚の生産が軌道に乗り、堆肥や生物活性水を地域に供給したり、町の生ごみを堆肥化し、町民に無償還元するといった地域循環型の取り組みや豚肉が評価されてか、だんだん人材が集まるようになりました。地元出身者が多く、最近ではUターンの若者も増えています。社員数は80人。平均年齢約28歳の若者たちが、繁殖・分娩・肥育・糞尿処理・営繕・総務販売・技術開発といった部門で働いています。

会社は、勤務が8時半から17時、週休2日、月給とボーナス支給と普通のサラリーマンと同様ですが、一人ひとりは農業(養豚)に勤める農家だと思っています。大部分が未経験者のため、新人には基礎的な研修や講習を行い、教える側も勉強という意識のもとで日々研鑽。とくに新人の「前の職場との違い」や「疑問」「考え」などの意見を重視し、職場改善に役立てようと考えています。各部署では業務日誌のほかに、毎日持ち回りの日記があり、個人の悩みや意見、感想、提案などをダイレクトで書いてもらっています。また年に一度、社長宛の、同僚と管理職を査定するアンケートを実施し、屈託のない本音を聞いています。

「おいしくて良いものをつくり喜ばれている」という自負や、「地域を支え貢献している」事実が、スタッフの確信や自信になり、そこから、やりがいや豊かな発想が生まれています。80人分の思いが夢を前進させる原動力です。やりたいことはたくさんあります。「新しい農場建設」「アニマルウェルフェア豚舎やバイオベッドの利用などによる低コストで誰でも取り組める養豚経営の模索」「飼料作物の自給化」「地域への技術普及」「さまざまな年齢層が仕事を持って暮らしていける地域づくり」への挑戦などです。みんなが同じ目的に向かって同じ目線でがんばっている、そういう熱い連帯意識で、社員でありながら農業者である仲間たちと、夢に向かって進んでいきたいと思っています。

パルシステムや生消協主催の行事や学習会などには、ほとんど参加。ここまで来れたのも、パルシステムとのかかわりがあったからです。とくに公開確認会はとても勉強になり、パルシステムとかかわらなければ、こんなにたくさんの刺激を受けることもなく、いまの私たちのグループはないと思うほどです。

ポークランドグループのみなさん


data
ポークランドグループ
[(有)ポークランド、(有)十和田湖高原ファーム、(有)小坂クリーンセンター]


【紹介】
所在地は、秋田県十和田八幡平国立公園としても有名な十和田湖の近く。ここで育てているのはSPF豚()で、外部から病気が入り込まないよう、農場内では徹底した防疫管理をしています。お風呂に入り、着替えないと場内に入れません。抗生物質や合成抗菌剤を一切使用せず、育てています。また、資源循環型農業、地域の環境保全をテーマに「BMW技術」を導入し、小坂クリーンセンターで糞は堆肥、尿は「生物活性水」にして地元の農家に提供するなど、リサイクル化を推進しています。

特定疾病不在豚と訳され、特定の病原菌(日本では、豚の大敵の5大病気)を持っていない健康な豚のこと

【所在地】
秋田県鹿角郡小坂町

【主な生産物】
豚、野菜(きゅうり、トマト、枝豆、辛味大根など)





俺達自慢の商品でcooking
分量は食べたい分だけ用意!
「ブ・タコライス」

【作り方】
「豚肩ロース・バラ焼肉用」をお好みのタレで焼き、5ミリ〜10ミリ位の細切りにする。丼に、ごはん、レタスのざく切り、焼き上がった豚肉、タレと卵黄(ポーチドエッグならなおよい!)をかけてでき上がり。お好みでキムチやピザソースをかけてどうぞ。
 

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