


自分たちのやり方はしんどいことも多いですが、がんばれば別に薬かけんでもつくれるし、これからもみなさんの期待に応えられるよう「さんまる」を続けていきたい。また、さんまるも高齢化しており、現在若手2名なので仲間を増やしていきたいです。
(波床彰文さんプロフィール)
ご両親の代からさんまる柑橘同志会員。長男。32歳。工業系の高校を出て就職するつもりだったのが、就職活動をするうち跡を継ぐ気になり、卒業後農業大学へ進学し就農。 |
「さんまる」は4年目ですが、両親も「大変だけど良かった」と言ってくれてます。夢は、機械を入れて作業を少し楽にしたいこと、パルシステムのみなさんにもっと来てもらいたいこと。東京から遠いので大変ですが、そういう機会が増えるといいなぁと思います。
(島田博之さんプロフィール)
37歳。長男。高校卒業後、すぐに就農。小さいころからよくみかん山で遊んだりしていて、農家を継ぐことに抵抗はなかったとか。 |
がんばってます! 青年農業者
さんまる柑橘同志会では、50〜60歳代の先輩たちに支えられ二人の青年農業者ががんばっています。そんなお二人のエピソードや活動をご紹介します。
波床彰文さんが「みかんをやる」と決めたとき、お母さんが大変喜ばれたそうですが、始めてしばらくの頃はさんまるの取り組みの意味など意識していなかったそうです。就農して10年、最近はパルシステム主催のさまざまな会に参加するようになりました。そこで組合員さんと交流し、直接、意見を聞けるのがとても新鮮な感じで、農業をするうえで励みになると言います。また、パルシステムの生産者どうし勉強し交流するなかで、環境について関心を持つようになったそうです。
島田博之さんは、祖父の代から慣行栽培のみかん農家で、博之さんも「さんまる」に入る前の10数年間は慣行栽培をやっていました。そのみかんを市場へ個人出荷していたけれど、値段の変動が大きく、美しくないものは引き取ってもらえないし、また夏場の必要以上の消毒など体にも悪いと思い、さんまるの仲間に入ったそうです。夏場の草刈りは手作業で骨が折れるけど、毎年安定して買ってもらえるし、ご両親も「大変にはなったけど良かった」と言ってくれるのがうれしいと言います。
お二人は、みかん栽培はもちろんですが、パルシステム生産者・消費者協議会主催の青年農業者交流会や、りんご・みかん祭りへ参加したり、近隣のパルシステム産地と紀伊半島交流協議会を立ち上げ、組合員さんとの交流に積極的にかかわっています。また、地元の農業の勉強会に参加したり、野球チームで活躍するなど、いきいき元気よく活動しています。
農業の先輩達から
若い仲間の生産者を増やし、さんまるを守っていってほしい。
さんまる柑橘同志会代表 鈴木 健介さん |
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