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ホーム > パルシステムの放射能対策 > 農畜水産物の汚染状況
東京電力福島第一原発事故による放射性物質の食品汚染への対応について
農畜水産物の汚染状況 政府による検査結果※厚生労働省HPへリンク

現在の一般的な汚染状況を知っていただくため、厚生労働省と水産庁がまとめた行政の検査データの過去1年間分(2012年11月〜2013年10月)を分類別に整理して、お伝えします。

葉菜、山菜(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 葉菜の検出率はどの地域でも低くなっています。山菜は一部に汚染が残っています。(ここでは栽培されている山菜も「山菜」としています)
  • 栃木県産の葉菜で少数検出されていますが、山椒など山菜に近いもので、生育環境と放射能低減対策が行なわれなかったこと等によるものと考えられます。
*パルシステムでは葉菜から放射能は検出されていません。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
葉菜 0.5 0.2
福島 0.7 0.4
茨城 0 0
栃木 2.7 0.8
山菜 23.1 16.2
葉菜(検査総数:8287)
山菜(検査総数:1721)
*単位のBq/kgをBqと表しています。
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
山菜に放射能が残っている理由
あくまで推定ですが、栽培物でも山菜に放射能が残っているのは以下のような理由が考えられます。
  1. 山間地に自生または栽培されている。
  2. 事故のあった早春に芽を出していた。
  3. 山菜には樹木の新芽や宿根草(多年草)が多く、一般の作物のような土壌の対策をとりにくい。
根菜、いも類(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 根菜は、れんこんの一部に汚染が残っているほかは、全体では低くなっています。茨城産で放射能が検出された根菜はれんこんのみです。
  • いも類は汚染が少なくなっています。少数検出されたものは大部分が福島産さつまいもです。
  • 茨城産れんこん、福島産さつまいもに限っても、10Bq/kgを超えるのは1割前後で、50Bq/kgを超えた根菜はありませんでした。
*パルシステムでは2013年度、根菜、いも類で放射能は検出されていません。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
根菜 0.6 0.2
福島 0.3 0.2
茨城 6.1 1.1
れんこん 9.6 3
れんこん(茨城) 12.5 2.3
いも類 0.9 0.3
福島 2.6 0.8
さつまいも 2.4 0.9
さつまいも(福島) 10.4 3.9
根菜(検査総数:3401)
れんこん(検査総数:167)
いも類(検査総数:1668)
*単位のBq/kgをBqと表しています。
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
根菜・いも類の調理
野菜自体に放射能が検出されない場合でも、根菜・いも類の皮には土が残っていることがあります。したがって、土壌に放射能が残留していると考えられる地域から供給される場合、よく洗って皮をむいてご利用いただくことをおすすめします。野菜に含まれる放射能が気になる場合は、厚切りにして下ゆでするか、酢水か塩水に漬けるなどすると、放射能を減らすことができます。
茎菜・花蕾類、竹の子(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 竹の子を除く茎菜・花蕾(からい)類は、全体的に低くなっています(茎菜はアスパラやセロリなど、花蕾類はブロッコリーなどの野菜です。山菜に近いウドやワサビを除くと、ほぼ100%が不検出です) 。
  • 竹の子(ネマガリタケを含む)は汚染が残っています。地域別に見ると、宮城、福島、群馬、千葉などが比較的高くなっています。
*パルシステムでは2013年度、茎菜・花蕾類で放射能は検出されていません。竹の子は西日本産のみ扱っています(収穫体験と会員生協企画除く)。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
茎菜・花蕾類(竹の子以外) 1.5 1.1
ウド 7.1 6.7
ワサビ 3.3 2.5
竹の子 58 29
宮城 73 46
福島 53 32
茨城 24 5.9
栃木 27 5.4
群馬 60 43
千葉 75 30
埼玉 0 0
茎菜・花蕾類(検査総数:1326)
竹の子(検査総数:926)
*単位のBq/kgをBqと表しています。
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
竹の子の放射能
竹の子の放射能が比較的高いのは、竹林は山間で汚染されやすかったこと、林の土壌が腐植質でセシウムの土壌への吸着が弱いこと、除染が困難であること、竹がセシウムを吸収しやすい植物であることなどによるものと考えられます。あく抜きによって竹の子の放射能は減るので、ご自分で採取された場合を含めて少しでも放射能の心配があるときは、ふだんより念入りなあく抜きをおすすめします(山菜類も同様です)。
果菜、豆類(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 瓜類、未熟豆類、およびトマト、ナス、ピーマンなどの果菜類については、汚染は低くなっています。(ごく少数、比較的低い濃度ながら放射能が検出されているのは、キュウリやカボチャなど瓜類、サヤエンドウやインゲンなど未熟豆類)
  • 大豆など豆類に関しては、地域によって汚染が残っています(宮城・福島を中心に、岩手県から北関東にかけて)。豆腐、味噌、醤油などの豆類加工品は低くなっています。
*パルシステムの放射能検査では果菜類、豆類(豆腐や納豆などの加工品を含む)で、放射能は検出されていません。
  10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
果菜 0.3 0
福島 0.5 0
豆類 32 19
北海道、青森、秋田、山形 0 0
岩手 21 8.7
宮城 45 29
福島 53 34
茨城 11 3.8
栃木 24 4.7
群馬 10 0
千葉 3.7 0.5
埼玉、新潟、長野 0 0
豆類加工品 0.6 0.3
果菜(検査総数:4312)
豆類(検査総数:6301)
*単位のBq/kgをBqと表しています。
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
豆類の放射能
大豆などの豆類は比較的セシウムを吸収しやすい作物ですが、他の作物の放射能が減少してきているのと比べて、豆類の放射能残留が依然として高い理由ははっきりしません。豆類の放射能対策は他の作物に増して、より抜本的な対策が必要と考えられます。
なお豆類についても、水に浸けてふやかせた後に茹でれば、豆の中の放射能が溶出して減少します (大豆加工品の一部はそうした工程で放射能が減少していると考えられます) 。
穀類(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 米は約1/4が50Bq/kgを超えていますが、そのほとんどが福島産です。福島以外では汚染が少なくなっています。
  • 麦類(小麦など)は福島産以外すべて不検出でした。福島でも検出率は低くなっています。
  • そばは岩手、宮城、栃木など比較的広く放射能が検出されています(山間に近い畑で栽培され、対策が不十分であったためと推定されます。そばの精白で実の放射能は減り、そばをゆでる際にゆで汁に放射能の多くが溶出すると考えられます)。
  • その他の雑穀類は汚染が低くなっています。
*パルシステムの産直米では福島産を含めて、2013年産米から放射能は検出されていません。麦類、そば、雑穀等についても、加工食品の原料検査を含めて放射能は検出されていません。
  10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
穀類 17.7 14.5
26 25
福島 97 96
岩手 0.5 0
宮城 2.5 2.3
栃木 8.8 1
茨城、千葉 0 0
麦類 1.1 0.3
福島 5.6 1.6
岩手、宮城、茨城、栃木、
群馬、埼玉、千葉
0 0
そば 18 9.1
福島 9.2 4.2
岩手 46 28
宮城 40 20
栃木 24 12
茨城 4.5 0.5
群馬 2.1 0
米(検査総数:3954)
麦類(検査総数:628)
そば(検査総数:2402)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
果実、種実類(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 行政検査での果実類の検出率は全体として低くなってきています。放射能が検出されている果実は、福島県産の柑橘類、梅、柿、千葉県産の柑橘類などの一部です。福島県産の桃(すももを含む)は、放射能が低くなっています。
  • チェルノブイリ原発事故のとき放射能が海外産のベリー類は、検出がされていましたが、今回の原発事故で国産のベリー類についての放射能検出は少なくなっています。
  • 種実類は木の実(ナッツ類)やごまなどを含みますが、福島県・栃木県などで栗・銀杏などの一部に放射能が検出されています。
*パルシステムでは2013年度、果実、種実類で放射能は検出されていません。
  10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
果実 6.6 2.5
福島 11.5 3.8
30 8.5
2.5 0
千 葉 24 11
ベリー類 1.1 0.1
種実類 17 6.3
11 2.9
銀杏 20 10
果実(検査総数:4699)
種実類(検査総数:628)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
果実や木の実などの放射能
果実や木の実、一部の山菜などは樹木なので、作物全体が毎年生え変わる野菜類と違って、事故直後の放射能汚染がそのまま木に残っています。セシウムは土壌に吸着されるので根元を耕さない限り、根からの吸収は少なくなっています。
そのため、事故当時に葉や花を着けていた作物の汚染が大きくなりました。果樹などの除染は剪定(枝打ち)と樹幹の洗浄が中心になりますが、除染が取り組まれたパルシステムの産直産地では放射能が着実に減ってきています。
ジョイファーム小田原の柑橘の放射能検査結果推移
きのこ(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • きのこ類はセシウムを吸収しやすく、きのこ生産に使われる原木の汚染が起きたため、放射能の検出率は他の作物より高くなっています。
  • 栽培きのこの多くは「菌床栽培」といって、原木を砕いた木粉(おがくず)に米ぬかなどを混ぜたものに菌を植えます(「原木栽培」は丸太に菌を植えます)。広葉樹の原木を原料にして生産されるきのこ(しいたけ、まいたけ、なめこ等)の方が、針葉樹の原木も使われるきのこ(えのき、しめじ、エリンギ等)より検出率が高くなっています。また、原木栽培は菌床栽培より高くなっています。
  • 行政の規制は「露天栽培」「施設栽培」に分けて実施されていますが、きのこの汚染は原木に由来するので、きのこの生産地や露天・施設の別より、原木の生産地が重要です。しかし一般には原木生産地は表示されず、行政データにも出ません。
*パルシステムでは2013年度、「生しいたけ(原木)」で放射能が検出されていますが、その他のきのこでは放射能は検出されていません。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
きのこ 32 15
しいたけ 40 19
まいたけ 22 4.3
なめこ 23 12
えのき 1.2 0.6
しめじ* 6.6 2
*しめじはブナシメジとハタケシメジの合計。
きのこ(検査総数:4200)
しいたけ(検査総数:2156)
まいたけ(検査総数:302)
なめこ(検査総数:422)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
乾燥きのこと野生きのこ
乾しいたけなどの乾燥きのこは、上記よりさらに高い放射能が検出されますが、乾燥によって1gあたりの放射能は高くなったようにみえるだけで、きのこ1個当たりの放射能は変化しません。乾燥きのこを水で戻すと、セシウムの大部分が戻した水に溶出するので、戻した水をだしとして使わなければ放射能は減ります。
栽培きのこ、特に菌床栽培では放射能の低減対策を取ることができますが、山に生えている野生きのこでは、非常に高い放射能汚染が起こっている場合があります。汚染の心配のある地方での、きのこ狩はおすすめできません。
牛乳、卵(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 牛乳は期間中2253件の行政検査が行なわれていますが、放射能が検出されたのは65件(2.9%)で、うち62件は2Bq/kg以下でした。最大は3.2Bq/kgでした。
  • 卵(大部分は鶏卵、うずら卵含む)及び卵加工品(温泉卵など)は940件の検査が行なわれ、放射能が検出されたのは1件(0.1%)でした。
*パルシステムでは、この期間、牛乳と卵で放射能は検出されていません。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
牛乳 0 0
0.1 0
牛乳(検査総数:2253)
卵(検査総数:940)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
畜産物と放射能

牛乳、卵、食肉などの畜産物では、家畜が放射能を摂り入れることによって食品の放射能汚染が起きます。したがって、餌(飼料)の管理さえきちんと行なわれていれば、放射能に汚染されません。

汚染された餌を食べるとセシウムは肉や乳、卵などに移行します。事故後に汚染された稲わらを与えられた肉牛に汚染が見られたのは典型的な例です。汚染のある地域で牧草を餌にすると牛乳や牛肉の放射能汚染が起こる可能性があり、県ごとに対策がとられています。

卵に1件だけ11Bq/kgの放射能が検出されているのは、福島県の農場で採取された鶏卵で、飼養状態などは不明ですが、鶏は平飼いをすると地面の草や虫などを食べるので、そうしたルートから汚染された可能性があると考えられます。

全体的に牛乳や卵の放射能は低くなっているようですが、国の基準は牛乳で50Bq/kg、卵や食肉で100Bq/kgです。指導が緩み、対策が継続的に行なわれなければ、これからも汚染は起こりうると考えられます。

牛は本来は草を食べる生き物であり、牛の健康のために牧草を与えることが必要です。自然な飼育をしながら放射能汚染を減らすためには対策が不可欠です。産地では放射能対策に取り組みながら、牛乳や卵を供給していきます。

現在、牛乳は月1回、卵は半年に1回の検査を実施し、検査結果をお知らせしています。

肉類(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 2011年夏、牛に汚染された稲わらを給餌したために牛肉から放射能が検出され、以後全頭検査を実施している県もあるので、牛肉については非常に多くの放射能検査が実施されています。この1年間に23万件以上の検査が行なわれていますが、10Bq/kg以上の放射能が検出されたのは290件、割合にして0.1%です。ただし、検査のほとんど(98%)は検出限界が25Bq/kgでした。
  • 豚肉と鶏肉の検査数は多くありませんが、放射能はほとんど検出されないか低い値でした。馬肉はさらに検査数が少ない(79件)ものの、50Bq/kg以上の放射能が少数(2件)ながら検出されています。
*パルシステムでは、この期間、肉類で放射能は検出されていません。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
牛肉 0.1 0
豚肉 0.2 0.2
鶏肉 0 0
牛肉(検査総数:231972)
豚肉(検査総数:460)
鶏肉(検査総数:276)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表わします。
  • 同じ県内でも地域によって汚染レベルに大きな差があります。さらに同一地域の同一作物でも栽培方法(放射能の低減対策を実施しているか否か)等によって、作物の汚染は大きく異なります。その点をご了解の上、ご判断をお願いいたします。
畜産物と放射能(2)

食肉の放射能汚染は主として飼料によって引き起こされます(屋外で飼育していると土壌を摂取して汚染が起こることもある)。牛の場合は稲わらによる放射能汚染が発見されて以降、飼料の管理は徹底されているはずですが、汚染発見から1年半以上経った上記期間のデータでも、少ないとは言え汚染が見られます。馬肉にも汚染が見られました。牛の筋肉におけるセシウムの生物学的半減期で計算すると、汚染のない餌を与え続ければ1年間で数10分の1から数100分の1になるため、比較的高い汚染は2012年以降に起きたものと考えられます。
大量の肉を全頭検査しなければならない必要性もあって、多くの牛肉が検出限界25Bq/kgで調べられていると考えられますが、安全安心な畜産物を供給するための行政と生産者の一層の努力が望まれます。

海水魚(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 海水魚の放射能は魚の生息域(表層か底層か)と海域によって大きな差があります。
  • 福島及びその近県の沿岸・近海では底層の魚で依然として放射能が検出されています。北海道から岩手にかけての海域で放射能が検出された魚類は回遊性のある底層魚マダラにほぼ限られています。スズキは河口付近に生息するので陸地から流入した放射能を摂取していると考えられます。  ※放射能はセシウム134、137の合計
*パルシステムでは、この期間、魚介類で放射能は検出されていません。
ごく表層 中層 底層
コウナゴ
シラウオ
シラス
カジキ類
カンパチ
コノシロ
サケマス類
サバ類
サメ類
サワラ
スズキ○
タチウオ
ヒラマサ
ブリ
マグロ類
アイナメ○
アジ類△
アナゴ類△
アブラツノザメ△
アンコウ類△
イサキ
エイ類○
エソ類
カサゴ類△
カナガシラ△
カレイ類○
カワハギ類
キンメダイ
クロウシノシタ△
ケムシカジカ△
コモンカスベ○
シシャモ
シタビラメ△
シログチ△
ソイ類○
タイ類○
タラ類○
ニシン
ニベ○
ヒラメ類○
フグ類○
ホウボウ○
ホッケ
マゴチ○
ムツ類
メバル類○
表層
カツオ
カマス
サヨリ△
サンマ
トビウオ
イワシ類
○福島県と近県の近海で検出が多い魚種  △福島県近海で検出が多い魚種
ごく表層(検査総数:480)
表層(検査総数:776)
中層(検査総数:2113)
底層(検査総数:12518)
底層魚の漁獲域別放射能(各道県近海)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 放射能はセシウム134,137の合計で、単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表します。
海水魚のストロンチウム90

水産庁が実施した水産物ストロンチウム調査のうち、東北・関東近海の海水魚は以下の24検体です。海水魚にストロンチウム90が検出されたのは福島近海だけですが、検査数が少なく、2013年以降は測定されていません。

水産庁の海水魚のストロンチウム等調査結果  (単位:件、Bq/kg)
検査数 セシウム134+137 ストロンチウム90 試料採取時期
検出数 検出範囲 検出数 検出範囲
福島近海 7 7 7〜970 6 0.03〜1.2 2011.4〜2012.6
茨城近海 12 12 0.57〜81 0 2011.4〜2012.8
千葉近海 5 5 0.41〜17 0 2011.4〜2012.12
※過去の核実験等による魚類のストロンチウム90平常値は0.02〜0.04Bq/kg程度です。
淡水魚、その他水産物(行政データ・2012年11月〜2013年10月)
  • 淡水魚は宮城、福島、北関東などで比較的高い放射能が検出されています。ただし養殖とわかっているものでは検出率は低くなっています。
  • 無脊椎動物には、貝類、エビ・カニ類、イカ・タコ類、ウニなどが含まれますが、全体的に放射能が低くなっています。放射能が検出されたのは、福島沿岸産のウニ、アサリなどでした。
  • 鯨類(クジラとイルカ)では、低い値ですが、割合としては多くで放射能が検出されています。食物連鎖によって汚染されたと考えられます。
  • 海藻は、福島沿岸で採れたアオノリなど少数を除いて、放射能は検出されていません。三陸のワカメ、千葉の海苔などで放射能は検出されていません。
*パルシステムでは、この期間、水産物で放射能は検出されていません。
10Bq/kg超過率(%) 25Bq/kg超過率(%)
淡水魚 31 18
養殖 1.0 0.3
無脊椎動物 1.2 0.6
鯨類 2.4 0.0
海藻 0.2 0.0
淡水(検査総数:3800)
無脊椎動物(検査総数:2084)
鯨類(検査総数:41)
海藻(検査総数:660)
  • 厚生労働省が発表しているデータ2012年11月〜2013年10月分をまとめたものです。自治体により検査範囲、検査数、サンプリング方法、検出限界などが違うので、実際の汚染状況と一致しない場合が考えられます。検出限界は1Bq/kg以下から10Bq/kg以上までまちまちなので、この場合「不検出」と「5Bq/kg以下」「5〜10Bq/kg」を区別するのはあまり意味がないと考えます。
  • 放射能はセシウム134,137の合計で、単位はBq/kgをBqと表しています。「不検出」は検出限界未満を表します。

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