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掲載日:2015年3月9日

鹿児島県・大隅養まん漁協の生産者を招いて学習会開催
うなぎの産直産地が語るこだわりと資源対策
パルシステム連合会は3月4日(水)、鹿児島県のうなぎの産直産地である大隅地区養まん漁業協同組合の生産者を招へいし、学習会を開催しました。パルシステムと大隅養まん漁協では、資源対策について、検証しながら多角的に取り組んでいます。

■生産者が語る大隅うなぎのこだわり

大隅地区で養まん業を営む牧原博文さん

 3月4日(水)、パルシステム連合会・東新宿本部で鹿児島県のうなぎの産直産地である大隅地区養まん漁業協同組合(大隅養まん漁協)の生産者を招き、学習会を開催しました。生産・加工のこだわりや、うなぎの資源回復の取り組みについて、生産者の声を直接聞こうと、パルシステムグループの役職員や組合員など約70人が参加しました。

 大隅地区で養まん業を営む牧原博文さんは、稚魚であるシラスウナギの生育について「エサを食べさせるのは難しいです。成長や個体に応じて内容や形状、与え方を工夫し、水質や水温管理に気を配っています」と写真や動画を交え、説明しました。牧原さんの池では、稚魚をていねいに育てることで、数%は規格外となるものの、そのほとんどが出荷されています。


漁協販売部課長の奥園久人さん

 製造現場を担う大隅養まん漁協販売部課長の奥園久人さんは、稚魚から出荷までの一貫した生産管理について、厳しい投薬管理や4度にわたるにおいのチェックなど、安心・安全で品質のよい「大隅うなぎ」をアピールしました。また当会とは2002年から取り組んでいる「親うなぎの放流事業」についても、試行錯誤しながら長年継続してきていることなどを紹介しました。


■池入れ量のガイドラインが制定

会場では試食がふるまわれました

 ニホンウナギの稚魚は近年、採捕量が減少しており、2014年6月には国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧TB類として掲載されました。それを受けて、日本・中国・韓国・台湾による非公式協議が催され、うなぎ養殖業の池入れ数量の制限を行うことがガイドラインとして示されました。牧原さんの池でも、前年より2割程度少ない池入れ量が水産庁より通知されたそうです。

 ニホンウナギの資源回復に向け、当会は2013年に大隅養まん漁協と「大隅うなぎ資源回復協議会」を設立しました。同年からは「ニホンウナギの資源回復のためのポイントカンパ」を組合員より募集しています。集められたカンパは協議会へ送られ、うなぎのすみかとなる石倉かごの設置や放流などの保全活動のほか、調査研究や啓発事業に役立てられます。学習会では、これまでの資源回復・保全活動、調査結果なども報告されました。

■今年も登場!大きく育てたうなぎ蒲焼カット

 昨年2万パック限定で好評のうちに完売した、通常よりも大きく育てた「大隅産うなぎ蒲焼カット」を、今年は5万パックに増やし発売します。本商品はうなぎという資源を有効に活かすために、大きい原料に限定して商品化したものです。5月4回より企画を予定しています。

【関連リンク】

貴重なうなぎを大きく育てた「大隅産うなぎ蒲焼カット」発売 今年も「食べながら守る」資源回復に努めます

大隅産うなぎ蒲焼(パルシステムの商品)




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