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掲載日:2014年5月14日

山梨・南都留森林組合長との座談会を開催
都市に森を息づかせ、持続可能な森をつくる
5月13日(火)パルシステム連合会・東新宿本部にて、今年1月に森林分野では初となる産直協定を結んだ山梨県南都留森林組合長・杉本光男氏を囲んでの座談会が行われました。当会山本伸司理事長との対談形式で、同組合の歩みや森林の利活用など今後の展望について語りました。

南都留森林組合・杉本組合長

 5月13日(火)パルシステム連合会・東新宿本部にて、今年1月に森林分野では初となる産直協定を結んだ山梨県南都留森林組合長・杉本光男氏を囲んでの座談会が行われました。参加者約60名を前に、同組合の現状や活動、ならびに当会山本伸司理事長との対談を盛り込ませながら講演対談というかたちで開催しました。


■6月には間伐材使用の新商品が登場

 パルシステム連合会では、日本の森林資源を保全し、持続可能な森づくりに貢献していくことなどを目的とした「森林・林業方針」を2012年に制定しました。これに基づき、同年からプロジェクトを立ち上げ、国内の森林・林業の現状について学びながら、林業における産直の可能性を追求するとともに提携産地の検討を進めてきました。


座談会には約60名が参加

 南都留森林組合との産直協定は、パルシステム初の林業分野での締結になります。6月9日より注文を受付する季刊誌『つ・む・ぐ(2014年夏号)』への掲載を皮切りに、杉の間伐材を使ったパルシステム・オリジナル商品「どっちかな積み木」や間伐材で作った炭の脱臭剤を発売します。


■買い支えによる持続可能な森づくり

 当日は、渋澤温之商品開発本部長が「日本のすばらしい自然環境を残すために、商品を通じて価値や意思を表現したい」とあいさつしました。続いて野津秀男商品開発本部第2商品部長が、2011年に同組合とかかわってから、3年がかりで間伐材を用いた商品開発が実現したことを報告。「森は近くて遠い存在。国土の多くを占める森林の現状や役割について、都市生活者に体験・情報を提供します」と話しました。


会場に展示された6月発売の関連商品

 南都留森林組合の紹介と当会理事長との対談では、同組合が多様な業種から人材を採用し、地域住民や産業界と連携しながら森林や木材を活用した新たな取り組みに挑戦しており、2010年から1山全体(約100ヘクタール)の民有林における大規模森林整備事業に着手・完了したことなどが語られました。

 ほかにも同組合では、子どもの遊び場「森のほいくえん」を開設。また間伐後の森林空間においてみょうがやこごみを生産し、耕作放棄地を活用したザクロ栽培に挑戦したりと「混農林業」を積極的に推進しています。「人が(常に)入る森をつくり、荒廃を防ぎます。日本の森づくりにはいくつもの団体がかかわっていますが、買い支えがないと森は持続しません」と、杉本組合長は産直協定による生産と加工、消費のつながりに大きな期待を寄せました。山本理事長は「水源でもある森を考えることは、命を考えること。都市生活者のくらしのなかに、森を持ち込み、持続可能な森づくりを目指します」と応えました。


■縁台制作に協力した大久保小からも報告

 また、新宿区・大久保小学校の三田大樹主幹教諭から、昨年度同組合が木材提供した「縁台プロジェクト」の報告が行われました。「街かどに縁台を設置して、地域交流の場づくりを」という活動に、同校6年1組から要請を受けたパルシステムが調達に協力。三田主幹教諭は「小学校は地域とともにある存在。地域の課題解決や、魅力あるまちづくりのために、多様な存在を受け入れ、子ども・学校・地域が協同していく。これからの社会には必要な教育だと思っています」と話しました。

 会の最後には「パルシステムの森」構想にも触れられ、今後より一層の交流・体験活動の活性化について確認し合い、大きな拍手で締めくくられました。


会場には「縁台プロジェクト」の作品実物も登場

調印式後握手するパルシステム連合会山本理事長(左)と南都留森林組合・杉本組合長(2014年1月16日)



【関連リンク】

新宿・大久保小学校「縁台」プロジェクトに協力 6年1組がはじめた小さな交流の場づくり

南都留森林組合と森林分野で初の産直協定締結 パルシステムは「森の産直」に挑戦します




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