東日本大震災の発生から2年6カ月が経過しました。東京電力福島第一原子力発電所の事故による影響は、いまなおさまざまな場面で多くの人々に深い影を落としています。パルシステム連合会では原発に頼らない社会の実現のために、エネルギー政策を策定し、協同の力で生活者がエネルギーを選択できる社会をめざしています。
■集会後はスカイツリーまでパレード

集会後は東京スカイツリーへパレード |
「再稼働反対!9.14さようなら原発大集会in亀戸」は9月14日(土)、東京都江東区区の亀戸中央公園で開催され、約9,000人が集りました。集会は、呼びかけ人で作家の大江健三郎さんや落合恵子さん、福島県から東京都へ自主避難している二瓶和子さんなどが登壇し、原発再稼働反対を訴えました。
パルシステムは会場内へブースを出展し、連携する団体のみなさんとともに「原発事故子ども・被災者支援法」の早期実施などを求める署名活動を行ったほか、各種関連チラシを配布することで参加者へ情報提供しました。
集会の後、集会参加者は会場から二手に分かれ、東京スカイツリー方面と、錦糸町方面へそれぞれパレードし、プラカードや旗を掲げながら沿道の通行するみなさんへ脱原発の必要性を訴えました。パレードでは、地元のみなさんが軒先で拍手を送ったり、子連れで手をつないで見守る風景が各所で見られました。
●「阻止ネット」とパルシステム
パルシステムは「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」(阻止ネット)の一員として「さようなら原発」に参加しています。
阻止ネットは2007年、使用済み核燃料の再処理工場本格稼働に反対することを目的に設立しました。呼びかけ団体はパルシステム連合会のほか、生活協同組合あいコープみやぎ、グリーンコープ共同体、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、(株)大地を守る会、NPO日本消費者連盟の6消費者団体で構成され、現在は原子力発電に頼らない社会の実現を呼びかけています。

熱気に包まれた会場 |

沿道にも多くのみなさんから声が |
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