本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2012年7月23日

「くらし直し」連続講座の第3弾 魚柄仁之助氏を招き講演
食を通してみえる日本人が本当にやるべきことは
パルシステムは7月20日(金)、東京・新宿区のパルシステム連合会東新宿本部で「自給力は台所で磨かれる!311以降を生きるために、いますぐ始められる『くらし直し』実践とは?」を開催しました。食を通じて日本人が今やるべきことは何かを一緒に考えました。

■パルシステムの「くらし直し」提案

魚柄氏の話を熱心に聞く受講者たち

 2012年度も「今こそ!産直の底力」をテーマに、食と農の協同によって食料自給力を高めていくことをめざした「100万人の食づくり」運動がスタートしました。行動テーマのひとつである「くらし直し」では、これまでの組織的な蓄積を基に「お米を食べよう」を中心に据え、さまざまな切り口から日本型食生活の具体的な実践や、日本の風土や季節を楽しみながら食を豊かにしていく手づくりや保存食提案を行っていきます。

 その一環として、パルシステムは7月20日(金)、東京・新宿区のパルシステム連合会東新宿本部で「自給力は台所で磨かれる!311以降を生きるために、いますぐ始められる『くらし直し』実践とは?」を開催しました。会場にはパルシステムグループの役職員と組合員約140名が集まり、食をとおして日本人が今本当にやるべきことや、すぐに実践できる「台所術」について学びました。


■食を通じてすべきことはなにか

講師の魚柄仁之助氏

 講師には、実家が古典料理店で自身も日本の食文化の変遷を研究してきた魚柄仁之助(うおつかじんのすけ)氏を迎えました。目黒の秋刀魚にはじまり、震災時の対応やTPP問題など、様々なテーマについて話をする魚柄氏の語り口は独特で、会場からは何度も笑いが起きていました。

 魚柄氏は3.11より何年も前から「なにかあったときに備え、普段から台所で練習しておこう」と著書に書き続けているそうです。「災害はいつくるか分からないからこそ、ふだんから用意しておかなければいけません。非常持ち出し袋を置いておくことではなく、実際に起きたときにそれを切り抜ける知恵と知識と技術を置いておくということです」と説明しました。

 実践編では、炊飯器に米、大豆、ひじき、根菜、たまご、鶏肉を一緒にセットし、各々火を通せば2時間27分かかるところを25分で完成させる短縮法を紹介するなど、ユニークですぐまねできる台所術を伝授してくれました。

 魚柄氏はこのほかにも「『自分ばかりが料理している』と不満をいう人がいますが、考え方を変えれば、料理を作る相手がいることは幸せなこと」「食べることは母性だと思うし、真剣に取り組むだけの価値があります。政治活動することだけがTPPに反対することではありません」「日本人がしなければいけないことは、国の自給率向上よりも“自消率”を上げることです」など、あらためて考えさせられる多くのメッセージを、食を通して投げかけました。

 最後に、パルシステム山梨の白川恵子理事長が「日本人の食文化につながる話や、さらにその先の話まで聞けました。TPPの話では、エネルギーについても一緒に考えていかなければいけないと考えさせられ、たくさんのキーワードがもらえたのではないでしょうか」とあいさつしました。



【関連リンク】

魚柄仁之助の台所一日一時間道場(おいしい手づくりコミュニティ内)

師範・魚柄仁之助のサイン本が当たる!?プレゼントキャンペーンも実施中!







このページの上へ戻る