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掲載日:2011年5月6日

宮城炊き出し隊第2陣から第4陣までを報告します
「食がいのちをつなぐ」支援職員も実感しています
パルシステムグループでは、東日本大震災の支援として宮城県石巻市を中心に炊き出し活動を続けています。4月12日(火)に出発した第2陣からは、3泊4日の日程で毎週訪問し、食事の炊き出しと生野菜、果物などの提供を実施しています。

被災地を走る炊き出し隊のトラック

 パルシステムグループでは、被災地への炊き出し支援活動として3月に岩手県陸前高田市へ1回、4月に宮城県石巻市へ4回の計5回、支援活動を展開してきました。石巻市での活動は宮城県の生協、あいコープみやぎと連携して継続的に実施しています。

 今回は4月12日(火)から15日(金)まで活動した宮城県第2陣、19日(火)から22日(金)までの第3陣、26日(火)から29日(金)までの第4陣の活動を報告します。いずれも3泊4日で、2日目と3日目に炊き出しを実施する日程です。


■「温かいもの初めて食べた」

栄養を考え果物や野菜ジュースも配布

 宮城県への第2陣として派遣された炊き出し隊は4月12日(火)から15日(金)まで、パルシステム埼玉、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム千葉、パルシステム山梨の4生協から9名が派遣されました。

 場所は学校や体育館といった大規模な避難所ではなく、支援物資の配布などが行われる店舗の駐車場を使用して実施しました。先遣隊(3月25日〜26日、4月6日〜9日)や第1陣(3月31日〜4月2日)などの報告で、栄養が偏り体調不良を訴える被災者が発生していることがわかっていたため、カレーだけでなく生野菜や果物、野菜ジュースなども提供しました。

 13日(水)は、鹿妻地区の小学校近くで実施しました。材料の都合などからメニューがカレーしか作れず、隊員も「被災者のみなさんは飽きているのでは」と心配しましたが、完成前から長い行列ができ「(震災以降)温かいものは初めて食べた」と話す人もいるほど喜ばれたそうです。

 14日(木)は、石巻港から300mほどにある松並地区にて行いました。石原軍団が約4km離れた地点で炊き出し活動を開始したため、被災者が「これから行ってくる」と話す姿が目立ちました。被害の度合いが大きく自宅で避難生活を送る人が少なかったこともあり、炊き出しが多くあまってしまいました。残った炊き出しは、あいコープみやぎの組合員のみなさんで分けて持ち帰ってもらいました。


■涙を流して抱き合い無事を喜ぶ

予定を上回る数を提供しました

 第3陣は19日(火)から22日(金)の日程で、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム千葉、パルシステム山梨、パルシステム埼玉の4生協から職員9名が活動しました。

 20日(水)は石巻駅前にて、カレーライスとカットしたキュウリ、バナナ、パン、カイロ、電池を配布しました。駅前という立地から多くのみなさんが訪れ、予定した500食を大きく上回る600食分を提供しました。

 炊き出し中には、協力してもらっているあいコープみやぎの理事を訪ねる被災者がいました。お互いの安否はすでに確認していたものの、震災後初の再会に2人は涙を流して抱き合い、無事を喜んでいました。

 21日(木)は渡波駅前で、新メニューの豚丼とパン、トマトジュースを配布しました。こちらも自宅で被災する人が多い地域のため多くの被災者が集まり、用意していた600食分では配りきれず、追加で調理するほど好評でした。


■渋滞に遭遇も時間通りに提供

あいコープみやぎのみなさん(右2名)と協力して活動中

 第4陣は26日(火)から29日(金)、パルシステム群馬、パルシステム千葉、パルシステム東京、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム連合会の物流子会社パルラインの職員9名にて活動しました。

 27日(水)は、大街道地区にある店舗駐車場で実施しました。連休前ということもあって現地に向かう道は渋滞しており、到着が1時間遅れましたが、正午には炊き出しを開始することができました。準備の時点から多くのみなさんが集まり、予定の400食を超える500食のカレーライスなどを配布しました。

 28日(木)は、第3陣でも活動した渡波駅前にてカレーライスを提供しました。こちらも予定の500食に対して600食を配ることができました。


●炊き出しに欠かせない組合員の力

 炊き出し隊の活動には多くの組合員のみなさんが協力しています。炊き出しの準備に欠かせない食材の下処理は、岩槻センターでパルシステム埼玉のみなさんが野菜の皮むきやカットなどを行っています。またあいコープみやぎでは、炊き出しの際に同行し、調理や現地の情報提供などを協力してもらい、円滑に食事を提供しています。


●石巻市災害復興支援協議会と支援活動

 パルシステムグループはあいコープみやぎとともに、石巻市の災害復興支援協議会へ参加し、地元行政や自衛隊などと協力して炊き出し活動を実施しています。災害復興支援協議会は、企業やNPO、NGOなどで構成され、行政や自衛隊と協議して決められた役割分担の下、医療や泥かき、炊き出しなど多様な活動を行います。

 あいコープみやぎとパルシステムは現在、「炊き出し」と「物資」を担当し、各団体と連携しながら被災者を支援しています。炊き出しは6月まで毎週実施する予定です。






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