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掲載日:2011年3月21日

世界各地へ助け合いの輪が広がっています
3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震による被災者に対し、海外の産直産地や友好生協などからお見舞いのメッセージや募金活動のお知らせが届いています。

 パルシステムでは、バナナをはじめとする国際産直や友好生協との相互訪問、災害・貧困への自立支援などで海外の団体と交流しています。3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震で広範に大規模な被害があったことを受け、募金開始のお知らせやお見舞いのメッセージなどが届いています。


■緊急募金を開始(韓国・プルンピョンファ生協)

 (組合員向け呼びかけ文から)私たちにも格別の縁を持っている日本に地震の惨事による被害が続出している今、緑の平和(プルンピョンファ生協)でも、緊急救援募金を開始しました。

 この募金は、緑の平和と連携している横浜のゆめコープを通し、被災者に少しでも役立つように渡す予定です。募金活動のための割引キャンペーンも一緒に開く予定であり、緑の平和でも、この期間中の販売金額のうち所定の金額が共に寄付されます。皆様のご参加をお願いします。

※プルンピョンファ生協は、韓国・テグ市を中心に活動している生協です。パルシステム神奈川ゆめコープとの交流を続けており、相互の訪問、視察などを通じて関係を深めています。


■皆様の悲しみは私たちの悲しみ(タイ・トゥンカーワット農園経営農民会)

お見舞い状

 去る3月11日に貴国を襲った大地震と津波でたくさんの皆さんの生命と財産が失われたことに心よりお悔やみ申し上げます。私たちのバナナを食べて下さっている消費者の皆様に被害がないことを祈るばかりです。津波の恐ろしさとその被害の残酷さは私たちも経験済みなだけに、皆様の心象お察しして余りあるものがございます。

 日本の皆様はバナナを通じて私共と繋がっている仲間であり、これまで私たちが苦難に直面したときに常にご支援をいただいて参りました。皆様の悲しみは私共の悲しみでもあります。

 現在当会では会員に呼びかけて皆様にささやかな支援をさせていただくことを考えております。ささやかなものではございますが、どうか皆様の悲しみと苦しみが少しでも和らぎますことを念じております。

トゥンカーワット農園経営農民会理事長 ソムヌック・ラティデーチャーノン

※トゥンカーワット農園経営農民会は、タイ・ホムトンバナナの産地です。


■生徒が通常の礼拝でないお祈り(パキスタン・アルカイールアカデミー)

アルカイールアカデミーの7年生のクラス

 このたびの地震で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 パキスタンからはニュースで状況を知ったアルカイールアカデミーのメンバーはじめ、たくさんの友人、知人の方たちが心配して連絡してきてくださっています。JFSAでは、昨年12月より海外事業担当事務局の西村をパキスタンに長期派遣しておりますが、アルカイールアカデミーの子どもたちからのお見舞いの言葉を送ってきましたのでお届けします。

NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会


○お見舞いの言葉(アルカイールアカデミーの生徒より)

お祈りをする生徒たち

 ムザヒル校長は、3月12日の午後の授業終了後に、7年生のクラスに於いて、11日に日本で起きた東北地方太平洋沖地震の事を生徒達に伝えました。50人ほどいた生徒の中で、日本で地震が起きたことを知っていた生徒は僅か10人ほどでした。それは、スラムに住む彼らの家にテレビやラジオがないからです。

 ムザヒル校長は、JFSAやJFSAを通じて沢山の日本の人々がアルカイールアカデミーの運営を15年以上の長い年月にわたって支援を続けていることを、あらためて生徒達に伝えました。また、2005年に起きたパキスタン北部地震や昨年の夏に起きた洪水被災についても、アルカイールアカデミーと共に被災民の支援を今も続けて行なってくれていることも話しました。そして、その日本に昨日11日に大地震が発生し津波も起きて大きな被害を受け、沢山の人々が亡くなられたり行方不明になっていること、そして未だに余震が続き人々は不安な気持ちで過ごしている事を伝えました。

 ムザヒル校長はこのような報告の最後に生徒達に「私達の国に災難が起こる度に私達と共に、災難に遭った人々を助けてくれた日本の人々は、私達にとって大事な人達です。君達の友人だと思って君達のできることを考えて日本の人の力になって下さい」と話し、生徒達と共に通常の礼拝ではなく、神様にお願いをするお祈り(ドア)を行なってくれました。

 生徒達はお祈りの後、生徒全員がそれぞれ日本の人々に対して自分の思いを手紙に書いてくれました。以下、4通の手紙を紹介します。(AKBG事務局カユーム氏と協力して翻訳しました)

○スヌビヤ・シャッビール・フセイン(7年生、女子、12歳)
 私はアルカイールアカデミーで学んでいる生徒です。地震の被害がとても大きかったと校長先生から聞きました。日本の地震の様子を聞いて、心が痛くなりました。私は皆さんの心配を同じように感じていて、なぐさめを書くことが出来ないほど地震が起きたことを残念に思っています。私は皆さんのためにお祈りします。どうぞ、頑張って下さい。

○ザヘダ・ジャモシェール・アリ(7年生、女子、13歳)
 アッサラームアレイクム! 私は、皆さんが地震の被害を受けたことをとても心配しています。皆さんは、私達が学ぶ事を助けてくれている友人です。だから、心配も一緒です。みなさんの困難はいつか遠のいて行くと思っています。皆さんは私達の学ぶ事の困難を解決してくれました。今度は私達が皆さんの困難を解決するために協力したいと思います。
津波で沢山の人が亡くなったと聞きました。私達は心からお祈りします。日本の皆さんの心配が遠のきますように。地震の前よりも良い暮らしが来ますように。

○ラーフェ・ワシーム(7年生、男子、13歳)
 すべての心配と心の痛みは皆さんと一緒です。私は皆さんを助けたいと思っています。何故なら、皆さんは私達を長い間助けてきました。私達は皆さんのおかげで強くなりました。今度は皆さんの力になりたい。私達はお祈りします。皆さんが地震の前よりも強く生きられますようにと。

○ゼエアード・サヒード(7年生、男子、13歳)
 日本の皆さん、アッサラームアレイクム! 私は、皆さんが地震によって大きな被害を受けられた事を校長先生に教えてもらいました。また、家にテレビのある友達からも津波のことや原子力発電所が爆発したことを聞きました。沢山の人が死んだり、家が壊れたりしたことも残念ですが、原子力発電所が爆発したために体に悪い事が起きると聞いてとても心配しています。私は、校長先生がおっしゃったように、私達を助けてくれている皆さんのことを友人だと思っています。だから、私達は皆さんと一緒です。私は希望しています。日本が地震の前よりも良くなることを。そして、神様にお祈りします。皆さんに起きたすべての困難が解決されますように。



お祈りをする生徒たちとムザヒル校長

子どもたちの手紙を読むムザヒル校長




※アルカイールアカデミーは、2010年夏に発生したパキスタン洪水の復興に向けて活動している学校です。パルシステムは、NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会を通じてカンパの贈呈など支援しています。




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