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掲載日:2010年12月15日

「よみがえれ!トキ佐渡『文弥人形』上演会」開催
佐渡島の“トキ復活”を願い伝統芸能「文弥人形」を上演
11月27日(土)、東京・港区の梅窓院祖師堂で、昨年に続き2度目の上演となる「よみがえれ! トキ佐渡『文弥人形』上演会」が開催されました。農村と都市のきずなでトキの野生復帰へ向けた佐渡島の活動を支えようと、伝統芸能「春駒」「文弥人形」が披露され、約250名が集いました。

■自然や農業、伝統を大切に、トキの復活を願う

文弥人形上演の様子

 昨年に続き、2度目の上演となる「よみがえれ!トキ佐渡『文弥人形』上演会」は、佐渡島に伝わる国指定重要無形民俗文化財である伝統芸能「文弥人形」を、地元野浦のみなさんを招いて上演するイベントです。「トキの復活へ向け、農村と都市の新たな絆をつくろう!」との思いから、パルシステムや多くの協賛団体が協力して実行委員会を立ち上げ、2009年から上演活動を開始しました。

 今年は、東京・港区にある梅窓院・祖師堂で、11月27日(土)に開催され、250名もの来場者がありました。開催に際し、来賓として佐渡市の高野宏一郎市長と環境省自然環境局野生生物課の亀澤玲治課長からあいさつがありました。

 また、現地でトキの保護活動に携わるNPO法人「トキの島」の中島明夫さんから、トキの野生復帰の状況について報告がありました。中島さんは「トキの野生復帰を進めていくには、地域の生活文化、伝統芸能などを継承、共有しながらさまざまな人々が地域を見つめ、ともに生きる努力をしていくことも必要です。それが『共生招福』の考え方です」と話しました。


■ダイナミックな人形芝居に魅了されました

 文弥人形を上演するのは、パルシステムオリジナル商品「トキを育むお米(エコ・佐渡こしひかり)」の生産者でもある、佐渡島の野浦地区に住むみなさんです。上演に先立ち、軽快な太鼓と祝い唄に合わせて「春駒(はりこま)」の舞が披露され、会場は一気に佐渡ムードになりました。幕が上がると、三味線と語り唄に合わせて人形を操る「文弥人形」の芝居が始まりました。

 第一幕は「蓮如上人嫁おどし肉付きの面」。信仰深く働き者の夫婦を快く思わない姑が嫁をおどしますが、嫁は少しもたじろぎません。自らの悪業に反省した姑が「南無阿弥陀仏」を唱えて改心する――という話です。続いての第二幕は、「阿新丸(くまわかまる)の仇討ち」。佐渡へ流罪となり処刑された父の仇を討とうと城に忍び込み、脱出するまでの話を演じたものです。文弥節と息ぴったりのダイナミックな芝居に、会場は終始魅了されていました。


■トキの復活と、農村文化のために、私たちができること

 演目の後、実行委員事務局長でもあるパルシステム連合会食料農業政策室の高橋宏通室長が、パルシステムの取り組みを紹介し「トキが安心してくらせる地域づくりのために、『食べる』と『つくる』がいっしょになって、農業や伝統文化を守り育てていきましょう」と呼びかけました。

 参加者からは「佐渡には能舞台も多く京都や江戸の文化の残存地ということは聞いていましたが、文楽にも通じる演出を見せてもらいびっくりしました。農業とのつながりもわかりました。みなさん明るくがんばってください」とのコメントも寄せられました。






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