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掲載日:2009年11月30日

「スリランカ 森林再生プロジェクト 活動支援カンパ」の結果と活動進捗をご報告します
パルシステムでは利用ポイントの交換のひとつとして、2008年からスリランカ森林再生プロジェクトの活動支援カンパに取り組んでいます。組合員のみなさんからは2年間の合計で658万9800円となりました。ご協力ありがとうございました。進捗報告が届きましたので、ご紹介します。

■プロジェクト進捗報告が届きました

   「森林再生プロジェクト」は、パルシステムが、世界各国で活動している国際NGOプラン・ジャパンと提携し、パルシステム独自の国際支援活動としてスリランカで環境教育・森林再生をめざして取り組んでいるプロジェクトです。

 今年お預かりした307万3500円のカンパは、3カ年の計画の中で、分水地点管理、環境保護啓発活動、植林・森林管理、農業指導などさまざまな活動に使われていきます。ご協力ありがとうございました。


スリランカ 森林再生プロジェクト 進捗報告(2009年11月)


プロジェクトを実施しているアヌラダープラ地域は、12月から2月のモンスーン期以外は雨の少ないドライゾーンに位置していますが、今年は特にスリランカ全土で雨が不足しており、活動地域でも深刻な水不足が続いています。7月に発生した山火事の影響もあり、植林地帯に植林した苗木の定着率が低下しています。エタカダ、パディクガマの各コミュニティに防火帯を設置し、地域の人々への意識啓発活動を行うなど、更なる被害の拡大防止に懸命に取り組んでいます。

貯水池への植林活動

森林保護局は、下流地域の貯水地帯を保護するため、7ヶ所の貯水地帯に約7,250本の植林を行うことを決定しました。また、今後の除草や森林管理のための苗床作りについても話し合いが行われました。

森林農業活動

ココやし栽培庁の協力により、遊休地の生産性向上のため、0.2ヘクタールの土地を使ったココやし栽培実習を行いました。この実習に参加した農家は、ココやしの栽培方法に加え、さまざまな用途をもつココやしや短期収穫作物の栽培を通じた収入増加についても学びました。さらに、インゲン、マンゴーの苗木、かぼちゃとくるみの種などを農家に支給しました。バナナの苗木は各農家が自分たちで用意し、収穫量を増やす計画です。

たい肥用コンポストと土堤作りに関するトレーニング

A型のフレームを使って土地の勾配を計測します

農業サービス省の協力により、ポーネワとエタカダ コミュニティで、たい肥用コンポストと土堤作りに関するトレーニングを4回実施しました。トレーニングでは、有機肥料の利点と環境保護への効果、作成方法と土壌保護の重要性、土堤の効能、A型フレームを用いた土堤の造成準備などについて、理論と実践の両面から学習しました。

エタカダ コミュニティにおける自然公園の設立

地域の子どもたちが環境問題についての知識を高めるとともに、自然と触れ合える場所を提供するため、コミュニティとメダワチヤ地域の自治体が共同で、自然公園の設立を提案しました。今後、資金の調達方法や維持管理について、自治体が中心となって検討を進めます。

県次官、森林局職員などによる現地視察

アヌラダープラの県次官、森林局の職員および大学教授がプロジェクト実施地域を訪問しました。視察メンバーは、水資源不足に悩む地域でのプランと地域住民による貯水地帯の保護活動の成果と、植林活動への子どもたちの積極的な参加を高く評価しました。

県次官や森林局職員による視察の様子

視察団を歓迎し、劇を披露する子どもたち



もっと知りたいスリランカ(8)「象の孤児院」
コロンボと中部の古都キャンディの間に位置するピンナウェラには、1975年に野生動物保護局が設立した象の孤児院があります。スリランカでは、1815年には推定3万頭の象が生息していましたが、1960年代にはその数は激減、絶滅の危機に陥りました。その後、政府の保護政策によって、現在ではその数は約3,000頭に回復しています。

この孤児院には、現在親を亡くした小象やけがをした象、約70頭が保護されています。できるだけ自然に近い形で象が生活できるよう、象は約4万8,000平方メートルの敷地内を自由に散歩したり、川で水浴びをして暮らしています。一般に開放されているこの孤児院には、世界各国から多くの観光客が訪れます。

食事をする小象

日課の川での水浴び





【資料】

財団法人 日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)

プラン・ジャパンは、子どもとともに地域開発をすすめる国際NGOプラン(本部イギリス)の日本事務局として1983年に設立されました。宗教・政治に中立の立場をとり、現在17カ国で支援を募り、アジア・アフリカ・中南米の合計49の途上国において保健・医療、教育、住環境、生計、子どもの権利促進の5分野にわたる地域開発プロジェクトを展開。スリランカでは1981年から3つの地域で活動しています。



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