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掲載日:2008年6月27日

パルシステム・セカンドリーグ設立へ向けて
「食・農」コミュニティビジネスモデル事業の成果報告会を開催しました
パルシステムでは、昨年10月からNPO法人3団体と連携協働して「食・農」をテーマとしたCB(コミュニティビジネス)のモデル事業を進めてきました。6月20日には、その3団体が取り組んだコミュニティビジネス事業の成果と課題を報告し、セカンドリーグ設立に向けて認識を共有しました。

 パルシステムでは、セカンドリーグ設立に向けて、2007年7月に「食・農」コミュニティビジネスモデル事業の公募を行い、採用となった3つの団体と連携し、モデル事業の現場支援をすすめてきました。


■「無店舗事業、くらし課題解決、地域再生」をめざすパルシステム

会場の様子(家の光会館コンベンション
ホール)

 6月20日には、家の光会館コンベンションホール(東京・新宿区)において、3団体の取組みの成果報告を聞き、今後の課題を共有しました。それを受けて、今秋予定のセカンドリーグ支援センター設立に向けた計画を発表しました。 会場にはパルシステムグループの役・職員、大学・研究機関やNPO、行政関係者など約160名が集まりました。 まず、パルシステムの唐笠一雄専務理事が、「パルシステムは、情報、物流両面のインフラ整備に取り組み急成長を遂げてきました。今後は、少子高齢化社会の到来など組合員のくらしの変化に対応するために、地産地消も視野に入れ、さらなるインフラの整備をすすめています。

 無店舗事業、くらし課題解決機能、地域再生をめざすパルシステムの生協モデルを事業と運動の両面で地域社会に根付かせていきます」と挨拶しました。

 つぎに、広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会代表幹事 永沢映氏から、後援団体を代表し「“食と農”に関するビジネスは、この1年で注目の事業分野となりました。パルシステムの取り組みは時代を先取りしていたといえます。これからの食農ビジネスは都会と地方それぞれが抱える問題を、相互協力により解決してゆくことが必要と考えます」との挨拶をいただきました。


■地域密着型「食・農」コミュニティビジネスモデルの実践報告

「食生活カウンセラーの会」の
木村倫代さん

 第1部では、パルシステムとともにモデル事業をすすめてきた3団体が実践事例報告を行いました。

 「食生活カウンセラーの会」(埼玉県さいたま市)の木村倫代さんは「地域の食育CBで活躍する栄養士、「日本の朝ごはん」からヘルシーパスポートへ」と題し報告しました。

 実践例としては、「朝ごはんマイスター」育成、「認定マイスター」のコミュニティ作り、料理講習会や農業体験を通して食育の啓蒙活動、地域の活性化を行ったことを報告しました。

 成果としては、栄養士やシニア世代の人材活用ができたこと、また栄養教育の啓蒙活動を事業化するために、ボランティアから自立した事業体へと変化したことなどが報告されました。

「みんなの食育」理事の
加藤雅之氏

 「みんなの食育」(東京都品川区)理事の加藤雅之氏は「住民参加で地域活性化」と題し、同NPOの本部がある大井町銀座商店街で住民参加の商店街活性化モデルを作る「大井町活性化プロジェクト」について報告しました。

 品川区立立会小学校の星野豊校長からは、立会小学校の5年生が神奈川県で玉ねぎの植え付けとミカン狩りを体験し、収穫した野菜を給食に使うことで食の大切さを実感したという企画について報告をいただきました。「自ら植え付けた玉ねぎなら苦手な子どもも食べるものです。何よりの食育教育ではないでしょうか」とのお話でした。


「食と職を考える会」代表の
紀平容子さん

 「食と職を考えるチャンプルーの会」(東京都立川市)代表の紀平容子さんからは、食と職をキーワードに地域コミュニティの再生をめざす「レストラン、デイサービス、広場サラ」の活動が報告されました。

 成果としては、今後の方向性が確認できたことがあげられました。

 「経営安定を目指して事業部を設置し、独自の収益事業に力を入れます。利用者を子育て中の親子に広げるとともに、介護食専門レストランとして特化してゆきます」とのお話でした。

 コメンテーター、ソーシャルマーケティングプロデューサーの澤登信子さんは「3団体とも今や先進的な取り組みで世間の注目を集める全国区となっています。これからの家庭や地域は、消費の場ではなく生産の場になるべきです。企業や職場よりも、暮らしに軸足をおいて、地域や行政、老若男女さまざまな人と協同、連携し、“自然と命をつなぐ仕組み”を作ってゆくことが大人の責任ではないでしょうか」とコメントされました。


■11月からのセカンドリーグ支援センター設立をめざして

 3団体の報告を受けてセカンドリーグ運営委員会の中根裕委員長から、セカンドリーグ設立についての進捗状況が報告されました。

 起業支援&地域活動情報誌『のんびる』の発行、ホームページでの情報コミュニケーション、実践起業塾の開講、食・農CBモデル事業を行ってきたこと。11月稼動に向けて、セカンドリーグ準備室は、地域セカンドリーグ(会員生協単位のセカンドリーグ組織)の活動を支援する支援センター設立の準備に入ることが報告されました。

 セカンドリーグ支援センターでは、パルシステムが「食と農」を中心テーマとして培ってきたノウハウや人的資源、食農コミュニティビジネスで得た人材コーディネート力、地域や官民学とのコラボレーション力を活かし、“地域セカンドリーグの立ち上げ・事業・IT化支援、情報発信や人材育成”などの役割を担うとのことでした。


■地域セカンドリーグ設立に向けての動き

セカンドリーグ支援センターに
ついて報告する中根裕委員長

 会員生協での地域セカンドリーグ設立に向けた動きとしては、埼玉の新規立ち上げのケースとパルシステム千葉など既存の機能・団体を活用するケースが紹介されました。

 ドゥコープ地域コミュニティ事業部の桑原氏からは2006年より埼玉でセカンドリーグ開設の準備を開始したこと、「セカンドリーグ埼玉(仮称)」の立ち上げが、ドゥコープの第14回通常総代会にて承認されたこと、4月からセカンドリーグ設立準備会が毎月1回開催されていることなどが報告されました。

 閉会に当たり、セカンドリーグ準備室山本室長より「モデル事業を担っていただいた団体を核としたコミュニティ事業の展開と人的ネットワークの拡がりに多くの組合員がワクワクしながら関わっているという事実に勇気づけられました。

 パルシステムは、環境破壊、食と農の問題、高齢者の生活圧迫などの社会問題に対し、人と人が信頼しあい連帯できる地域コミュニティの創出への一翼を担っていきます」とあいさつしました。


■参加者の声〜セカンドリーグの活動に期待〜

セカンドリーグ運営委員会メンバー

 会員生協での地域セカンドリーグ設立に向けた動きとしては、埼玉の新規立ち上げのケースとパルシステム千葉など既存の機能・団体を活用するケースが紹介されました。

 ドゥコープ地域コミュニティ事業部の桑原氏からは2006年より埼玉でセカンドリーグ開設の準備を開始したこと、「セカンドリーグ埼玉(仮称)」の立ち上げが、ドゥコープの第14回通常総代会にて承認されたこと、4月からセカンドリーグ設立準備会が毎月1回開催されていることなどが報告されました。

 閉会に当たり、セカンドリーグ準備室山本室長より「モデル事業を担っていただいた団体を核としたコミュニティ事業の展開と人的ネットワークの拡がりに多くの組合員がワクワクしながら関わっているという事実に勇気づけられました。

 パルシステムは、環境破壊、食と農の問題、高齢者の生活圧迫などの社会問題に対し、人と人が信頼しあい連帯できる地域コミュニティの創出への一翼を担っていきます」とあいさつしました。


■実践事例報告
―「『日本の朝ごはん』からヘルシイパスポートへ」
   木村倫代氏 (NPO法人 食生活カウンセラーの会 管理栄養士)
―「住民参加で地域活性化」
   加藤雅之氏 (特定非営利活動法人 みんなの食育 理事)
   星野 豊氏 (品川区立 立会小学校 校長)
―「10年後のサラを描くプロジェクト」
   紀平容子氏 (NPO法人高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 代表)

<関連記事>

パルシステム・セカンドリーグの新規事業が10月始動『食・農』コミュニティ事業モデル公募 3団体の採用を決定! (2007年9月28日プレスリリース)





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