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タイ王国バンラートで公開確認会を開催しました 目次に戻る

ほ場視察の模様(2004.10.21) 首都圏コープ事業連合は去る10月22(金)、無店舗事業パルシステムのバナナの国際産直産地、バンラート農協(タイ王国)において公開確認会を開催しました。

 通算で51産地目、また海外では初となる今回の公開確認会は、タイ王国 ペッブリ県 ムアン・ペッブリ ロイヤルダイヤモンドホテルで開催し、首都圏コープグループの組合員・役職員、流通関係者、学識経験者、タイのバナナ生産者など、198名が参加しました。

 公開確認会では、バンラート農協の皆さんから、農協・生産者協議会の概要、理念(共同宣言)、規約、生産基準の説明、帳票類・台帳類・生産・出荷データ等の管理状況、栽培のプロセス、収穫・梱包・出荷等の説明、その他産直協議会の活動、化学肥料削減研究会の活動などについて報告がなされました。
 次いで質疑応答、監査人からの意見提出が行われました。監査人からは「化学肥料削減やホームページでの生産履歴の公開などの取り組みを今後も期待しています」「栽培管理記録や花芽管理など非常に大変な取り組みだと思いました。とても質の高いバナナだと再認識しました」「炎天下で汗をかいて、生産、収穫していただいていることに感謝し、日本に帰ってできるだけ多くの人にこのことを伝えたいです」など、多数の意見が出されました。

公開確認会の模様(2004.10.22) また総評として、首都圏コープ事業連合太田朝昭理事長より「2000年の共同宣言、覚書の調印式では農協広場にテントを張り、タイ王国農業・協同組合省 副大臣他関係省庁、郡長、県知事にも参加いただいた。共同宣言では国際協同組合間提携の確立、環境保全型農業の推進が記載されており、2001年のBMプラントやサイアムタクミの設立等、推進するべく努力してきた。この公開確認会も重要な役割を担い、この関係が発展していることが確認されたと思う。生産者の取り組みについても、生産者協議会規約が制定され、化学肥料削減研究会などの学習会が開催され、この地域の核となって進められていることに感動した。タイ、日本の協同組合の結びつきがさらに深くなっていると確信しました」と語りました。

 日本の消費者の期待とタイの生産者の努力、双方の思いに共感しながら、ともに安全を確認することができ、また有機栽培の成果や課題を共有する公開確認会となりました。

資料

【バンラート農協】
設立:1940年、32の共済組合が合併して設立
組合員数:6,410名
組合長:フーン・プーンソムバット
所在地:91 Moo7,Banlard District,Phetchaburi Province,Thailand 76150(バンコクから南西に130km)


【バンラート農協バナナ生産者協議会】
発足:1999年7月
代表者:会長プラソン・ウアムプアン
生産者数:317名
バナナ作付け総面積:約14.5ヘクタール
支部数:8支部(ルムサモー、ライサトーン、バンソン、マプラカオ、ノンフェブ、バングアイ、プテュム、支部外)

【首都圏コープ事業連合との提携・交流】
1999年07月 タイ国内バナナ生産地調査
1999年10月 第1回試験供給
2000年07月 国際協同組合提携・協定書締結、覚書調印(2000 年7月9日)。
2000年11月 「国際協定」「覚書」に基づく日・タイ交流開始。
※現在までに、4回の訪タイ団、5回の訪日団が相互に訪れて交流をしています。
2003年09月 『タイ・バンラート農協、首都圏コープ事業連合間の共同宣言、覚書の趣旨を出発点にして、その趣旨を豊かに広げていく組織として『タイ国バンラート農協・首都圏コープ産直協議会』を発足。

【公開確認会とは】
農畜産物の栽培、出荷、ほ場管理などの工程を組合員自身がチェックし、透明性ある栽培・流通体系を確認するしくみとして、1999年から実施している首都圏コープ独自の取り組みです。監査人講習会を受講した生協組合員も含む監査人が現地へ赴き、生産者にデータを公開してもらい、監査マニュアルに従い確認します。「公開確認会」を通して産直関係の絆や信頼をより強いものにしています。

【確認の主な内容】
1. 書類審査―データの公開と参加者全員による確認
(栽培管理書類をすべて公開し、参加者のヒアリングによる審査)
2. 組識の有機栽培・減農薬栽培等の生産管理体制審査(システムの審査)
(各生産者への栽培内容が統一されているか等運営審査)
3. 出荷、流通の審査
(有機農産物、特別栽培農産物と他の農産物が混入する可能性がないか販売、流通管理体制の審査)
4. ほ場確認作業(現地調査)



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