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食品安全委員会「中間とりまとめ」のリスク評価は、現在までの発症事例及び、現在の検査レベルでの結果に基づく限りでは、事実の表明と考えます。 |
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その上で政府は、あらためて食品安全委員会「中間とりまとめ」の立場を以下のように捉え、リスク管理強化に向け、「食品安全委員会」が徹底すべきとする施策を、優先すべきだと考えます。 |
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報告書にもあるように、牛海綿状脳症(BSE)は、まだ科学的に解明されていない部分が数多く残る疾病とされています。これからも科学的解明を積極的に行い、更なる検査技術の精度向上に研究を重ね、BSE対策に万全を期されていくべきだと考えます。これらの進歩に併せて継続的にリスク評価を行い、管理方法を改善し、消費者の不安を解消していくべきだと考えます。 |
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特に、屠畜時(ピッシングの問題や脊髄の吸引方法)、及び飼料での交差汚染防止が確実とは言えない状況がある中では、更に万全な施策の徹底が必要だと考えます。 |
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以上のことを考慮し、かつリスクコミュニケーションを通じて消費者の不安が解消できないのであれば、現状の事実に基づくリスク評価があったとしても、現段階での全頭検査は継続することが望ましいと考えます。 |